【秋の行楽】カッサダムまで行ってきました・その2
【その1 からの続きです】

「…よし。じゃあそろそろ向かうとしますかね」
あまりにもひどい濃霧っぷりに多少ためらってはいたものの、失うものが何一つ無い自分にとってはもはやこの先を歩き続けるしかない…。いよいよ決心してカッサダムに向かうことにしました。
さぁ!これから一時間の楽しい濃霧ハイキングが始まるよ♪

…ロープウェーの山頂駅を出てわずか数分。
まぁ大抵の行楽客の方はこのドラゴンドラの山頂駅を目指して帰っていかれるんでしょうな。
しかし、今回の自分の目的地までは近道コースも楽々コースも当然無し。
ありのままの遊歩道をひたすら突き進むしかないのでありますっ!(>Д<)ゝ”

…もはやシュール過ぎる光景に逆に苦笑いみたいな。
ああ、撮影スポットらしいからとりあえず霧でも撮ってやったさ。

…ちなみに本来霧で隠れていなければ、
この撮影スポットからは眼下に広がる田代湖(カッサダム貯水池)の全景が一望できるのは予習済み。
まぁアレだな。
『考えるな、感じろ!』…心が綺麗な自分には第三の目で当然見えてますよ。ええ、見えますとも(笑)

…これはまだ道中の序盤戦ですが、途中にはこんな感じのスキー小屋(?)が二箇所くらいあったかな?
自分は最後にスキーに行ったのが10年以上昔と全く嗜まないのですが、真冬のシーズンに行けばそれはそれで趣がありそうな感じでしたね。て言うか、ここもあともう少し経てば一面銀世界になるんだろうなぁ…。
そんなことより、まずこのモヤモヤを何とかしてくれ!

「…おっ!いいねいいね♪」
山頂に上がってから初めて『ダムに来た』と実感できる看板を発見!
曇りきっていた心に少しだけ希望の光が差し込みました。
宇宙と書いて『そら』と読む。調整池と書いて『いけ』と読む。…これは昔からの定説ですわな(嘘)

そして視界不良ながらも『いけ』を確認!
「おお!それじゃ、あともう少しでダムサイトなのかな?」
…は?まだ歩き始めて20分くらいっすよ?
少しでも霧が晴れてくれることを祈りつつ、まだまだ先へと歩き続けます。
道中は基本ダートで、実感としては1/4くらいは一応舗装されてたかな? とりあえず遊歩道として整備はされているようなので、ダムまでは迷わず行けるんじゃないかと思います。

……歩く歩く。

……ひたすら歩く歩く。
歩き始めた頃に比べれば徐々に霧が晴れてきたような感じもしてきたけど気のせいかな?
依然として周辺はモヤモヤとしていますが、さすが紅葉のシーズンに行楽客を迎え入れている訳がありますね。色づいた周辺の木々はやっぱり美しいものです。
…そしてロープウェーを降りてからちょうど一時間くらい。(歩くペースは早めだと思います)
遂に今回の目的地・カッサダムの姿が目の前に現れました!

「…お、おう」
…へ?何か反応薄めだな…って?
えー。だって濃霧で対岸が見えないくらいなんだぜ?
そりゃあスカッとした天気の下で堤体がドーン!って見えれば感動で声もあげたくなるんだろうけど、いきなりこれじゃあぶっちゃけリアクションにも困るじゃないですか?別に酷道を苦労して踏破した訳じゃないですし…(笑)


…まぁともあれカッサダムの姿だけは確認できたということで♪
ちなみにここ(見晴台)から先は立入禁止となっていて、天端などを歩くことは不可。ぐぬぬ……
尚、一応カッサダムのスペックだけ説明しておくと、
堤高が90メートルで堤頂長が487メートル…何げに横長のダムで先程きれいに見えた二居ダムよりも大きかったりするのですが、見ることができるアングルが限られている上にこの濃霧。正直言うとあんまり大きさが実感できませんでした。
うーん。じゃあもう見るもん見たから引き返そうかな…

「…いや。納得いかねぇ!」
そらそうですよ!こちとら数ヶ月前から楽しみにしてて、2200円払って一時間歩いて来てんだ!濃霧?…そんなの前日まで聞いてないすっよ!いくら雨男だからって毎回お楽しみのダムがこんな仕打ちじゃたまったもんじゃないですよ!…よし!決めた!今日はもうダムがしっかり見えるまでオレはここから動かねぇよ!ああ、てこでも動かねぇさ!こうなったらとことん徹底抗戦だ!ハンストじゃハンスト!
…ま、まぁこの日は次の予定がもう無かった、て言うか暇だったもんでね(;´∀`)
霧が晴れてくれるのをもう少しだけ待ってみようかなーって。

…ということで見晴台にて今度はひたすら待ちます。
天候はあたかも、じらし上手でサディスティック!
たまに「…おおっ!?」となったかと思えば、すぐに「うわぁぁぁぁ…」の繰り返しみたいな(笑)
もう埒があかなくなってきたので、『右岸まで見えればとりあえず良しとする』という特別ルールを設けることに。
て言うか、なにそのルール…。
……そして待つことおよそ一時間後。遂に時はやってきました!

「右岸見えたーーーーーーーっ!!!」
…いやはや、待った甲斐がありましたな。粘り勝ちってやつですわ!
もうこれ以上の贅沢は言いません。今の自分にはもうこれで十分大満足…お腹いっぱいっす!

…貯水池の確認ヨシ!

…余水吐の確認ヨシ!

…なんかの設備の確認ヨシ!

…はにゃーん(*´ω`*)
もう怖いね!何が怖いって、幸せすぎるオレが怖いですわ!
だってさっきまでの有様がここまで回復したんですよ!? ここまで見えればオレはカッサダムに完全勝利したと言っても過言じゃないでしょ(笑)
「…よし!ロープウェー乗り場まで戻ったら160円の缶コーヒーで祝勝会だ!電源開発に乾杯だ!」

…いやー。山頂まで来た時は「どうなることやら…」と心配してましたが、意外と何とかなりましたな!
復路の足取りは往路と違い軽やかそのもの。
気が付けば周囲の天候はすっかり回復! あ…もう少し粘ってみても良かったかな?
ま。見れるアングルは限られている訳だし、あんなもんで全然オッケーでしょう♪
…そして、そろそろロープウェー乗り場にたどり着く頃。
朝一では全く拝むことができなかった、こんな素晴らしい光景を望むことができました!

「す、すげぇ…田代湖マジきれいだし……」
…来た道を振り返ると、先程までは霧のベールに包まれていた田代湖が見事に輝いていました。
うん。最終的に結果オーライだけど、やっぱここに濃霧の時に来ちゃあもったいないわ(笑)

…信じられないだろ?ここがあの『撮影ポイント』なんだぜ?

…それにしてもホントに早朝の光景が嘘のようだなぁ。
行楽客の皆さんもかなり増えてきたみたいだけど、
パッと見る限りダムまで歩いて行かれるような方は…うーん。殆どいなそうですな(笑)
カッサダム周辺は時間(と天候?w)を考慮していけば意外と穴場な紅葉スポットなのかも知れませんね。

…そして帰りのロープウェーの中からも当然二居ダムにキャッキャしながら地上に着きましたとさ。
めでたしめでたし。
あー。最高の秋の行楽になったなぁ…(*´∀`)
【おまけ】
…ちなみにこの後は二居ダムではなく、群馬県片品村にある丸沼ダムまで足を運んでみました♪
うん。正直に二居ダムに行くか、みなかみのダム群まで行くか、丸沼ダムかで結構迷ったんですけどね。


…いやー。久しぶりのバットレスダムにはやっぱり興奮しましたわ!
あ。もちろん直下の筏舟にも乗りましたが、桟橋が水没ぎみで膝下くらいまでずぶ濡れみたいな(;^ω^)
丸沼高原も今が紅葉の真っ盛りといった感じで周辺はとても美しかったです!
尚、帰りの金精峠~奥日光~いろは坂までは急な濃霧に包まれてめちゃくちゃ怖かった。
て言うか、結局最後も濃霧なんかいっ!
※訪問日:2014年10月23日

「…よし。じゃあそろそろ向かうとしますかね」
あまりにもひどい濃霧っぷりに多少ためらってはいたものの、失うものが何一つ無い自分にとってはもはやこの先を歩き続けるしかない…。いよいよ決心してカッサダムに向かうことにしました。
さぁ!これから一時間の楽しい濃霧ハイキングが始まるよ♪

…ロープウェーの山頂駅を出てわずか数分。
まぁ大抵の行楽客の方はこのドラゴンドラの山頂駅を目指して帰っていかれるんでしょうな。
しかし、今回の自分の目的地までは近道コースも楽々コースも当然無し。
ありのままの遊歩道をひたすら突き進むしかないのでありますっ!(>Д<)ゝ”

…もはやシュール過ぎる光景に逆に苦笑いみたいな。
ああ、撮影スポットらしいからとりあえず霧でも撮ってやったさ。

…ちなみに本来霧で隠れていなければ、
この撮影スポットからは眼下に広がる田代湖(カッサダム貯水池)の全景が一望できるのは予習済み。
まぁアレだな。
『考えるな、感じろ!』…心が綺麗な自分には第三の目で当然見えてますよ。ええ、見えますとも(笑)

…これはまだ道中の序盤戦ですが、途中にはこんな感じのスキー小屋(?)が二箇所くらいあったかな?
自分は最後にスキーに行ったのが10年以上昔と全く嗜まないのですが、真冬のシーズンに行けばそれはそれで趣がありそうな感じでしたね。て言うか、ここもあともう少し経てば一面銀世界になるんだろうなぁ…。
そんなことより、まずこのモヤモヤを何とかしてくれ!

「…おっ!いいねいいね♪」
山頂に上がってから初めて『ダムに来た』と実感できる看板を発見!
曇りきっていた心に少しだけ希望の光が差し込みました。
宇宙と書いて『そら』と読む。調整池と書いて『いけ』と読む。…これは昔からの定説ですわな(嘘)

そして視界不良ながらも『いけ』を確認!
「おお!それじゃ、あともう少しでダムサイトなのかな?」
…は?まだ歩き始めて20分くらいっすよ?
少しでも霧が晴れてくれることを祈りつつ、まだまだ先へと歩き続けます。
道中は基本ダートで、実感としては1/4くらいは一応舗装されてたかな? とりあえず遊歩道として整備はされているようなので、ダムまでは迷わず行けるんじゃないかと思います。

……歩く歩く。

……ひたすら歩く歩く。
歩き始めた頃に比べれば徐々に霧が晴れてきたような感じもしてきたけど気のせいかな?
依然として周辺はモヤモヤとしていますが、さすが紅葉のシーズンに行楽客を迎え入れている訳がありますね。色づいた周辺の木々はやっぱり美しいものです。
…そしてロープウェーを降りてからちょうど一時間くらい。(歩くペースは早めだと思います)
遂に今回の目的地・カッサダムの姿が目の前に現れました!

「…お、おう」
…へ?何か反応薄めだな…って?
えー。だって濃霧で対岸が見えないくらいなんだぜ?
そりゃあスカッとした天気の下で堤体がドーン!って見えれば感動で声もあげたくなるんだろうけど、いきなりこれじゃあぶっちゃけリアクションにも困るじゃないですか?別に酷道を苦労して踏破した訳じゃないですし…(笑)


…まぁともあれカッサダムの姿だけは確認できたということで♪
ちなみにここ(見晴台)から先は立入禁止となっていて、天端などを歩くことは不可。ぐぬぬ……
尚、一応カッサダムのスペックだけ説明しておくと、
堤高が90メートルで堤頂長が487メートル…何げに横長のダムで先程きれいに見えた二居ダムよりも大きかったりするのですが、見ることができるアングルが限られている上にこの濃霧。正直言うとあんまり大きさが実感できませんでした。
うーん。じゃあもう見るもん見たから引き返そうかな…

「…いや。納得いかねぇ!」
そらそうですよ!こちとら数ヶ月前から楽しみにしてて、2200円払って一時間歩いて来てんだ!濃霧?…そんなの前日まで聞いてないすっよ!いくら雨男だからって毎回お楽しみのダムがこんな仕打ちじゃたまったもんじゃないですよ!…よし!決めた!今日はもうダムがしっかり見えるまでオレはここから動かねぇよ!ああ、てこでも動かねぇさ!こうなったらとことん徹底抗戦だ!ハンストじゃハンスト!
…ま、まぁこの日は次の予定がもう無かった、て言うか暇だったもんでね(;´∀`)
霧が晴れてくれるのをもう少しだけ待ってみようかなーって。

…ということで見晴台にて今度はひたすら待ちます。
天候はあたかも、じらし上手でサディスティック!
たまに「…おおっ!?」となったかと思えば、すぐに「うわぁぁぁぁ…」の繰り返しみたいな(笑)
もう埒があかなくなってきたので、『右岸まで見えればとりあえず良しとする』という特別ルールを設けることに。
て言うか、なにそのルール…。
……そして待つことおよそ一時間後。遂に時はやってきました!

「右岸見えたーーーーーーーっ!!!」
…いやはや、待った甲斐がありましたな。粘り勝ちってやつですわ!
もうこれ以上の贅沢は言いません。今の自分にはもうこれで十分大満足…お腹いっぱいっす!

…貯水池の確認ヨシ!

…余水吐の確認ヨシ!

…なんかの設備の確認ヨシ!

…はにゃーん(*´ω`*)
もう怖いね!何が怖いって、幸せすぎるオレが怖いですわ!
だってさっきまでの有様がここまで回復したんですよ!? ここまで見えればオレはカッサダムに完全勝利したと言っても過言じゃないでしょ(笑)
「…よし!ロープウェー乗り場まで戻ったら160円の缶コーヒーで祝勝会だ!電源開発に乾杯だ!」

…いやー。山頂まで来た時は「どうなることやら…」と心配してましたが、意外と何とかなりましたな!
復路の足取りは往路と違い軽やかそのもの。
気が付けば周囲の天候はすっかり回復! あ…もう少し粘ってみても良かったかな?
ま。見れるアングルは限られている訳だし、あんなもんで全然オッケーでしょう♪
…そして、そろそろロープウェー乗り場にたどり着く頃。
朝一では全く拝むことができなかった、こんな素晴らしい光景を望むことができました!

「す、すげぇ…田代湖マジきれいだし……」
…来た道を振り返ると、先程までは霧のベールに包まれていた田代湖が見事に輝いていました。
うん。最終的に結果オーライだけど、やっぱここに濃霧の時に来ちゃあもったいないわ(笑)

…信じられないだろ?ここがあの『撮影ポイント』なんだぜ?

…それにしてもホントに早朝の光景が嘘のようだなぁ。
行楽客の皆さんもかなり増えてきたみたいだけど、
パッと見る限りダムまで歩いて行かれるような方は…うーん。殆どいなそうですな(笑)
カッサダム周辺は時間(と天候?w)を考慮していけば意外と穴場な紅葉スポットなのかも知れませんね。

…そして帰りのロープウェーの中からも当然二居ダムにキャッキャしながら地上に着きましたとさ。
めでたしめでたし。
あー。最高の秋の行楽になったなぁ…(*´∀`)
【おまけ】
…ちなみにこの後は二居ダムではなく、群馬県片品村にある丸沼ダムまで足を運んでみました♪
うん。正直に二居ダムに行くか、みなかみのダム群まで行くか、丸沼ダムかで結構迷ったんですけどね。


…いやー。久しぶりのバットレスダムにはやっぱり興奮しましたわ!
あ。もちろん直下の筏舟にも乗りましたが、桟橋が水没ぎみで膝下くらいまでずぶ濡れみたいな(;^ω^)
丸沼高原も今が紅葉の真っ盛りといった感じで周辺はとても美しかったです!
尚、帰りの金精峠~奥日光~いろは坂までは急な濃霧に包まれてめちゃくちゃ怖かった。
て言うか、結局最後も濃霧なんかいっ!
※訪問日:2014年10月23日
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【秋の行楽】カッサダムまで行ってきました・その1
こんちわ。オレです。
うーん。秋ですなぁ…。自分は四季の中では秋が一番好きということで、
この頃は冬の冬眠期に備えて(笑)我ながらアグレッシブに活動している感じなのですが、
先日はかねてより行ってみたかったカッサダム(新潟県湯沢町)までちょっくら遊びに行って参りました♪

※宿の部屋より見た湯沢の朝
…で。スノーリゾート地でも知られる湯沢町のカッサダムですが、
このダムは一般人は自家用車などではアプローチすることができないそうで、行くためには『かぐらスキー場から出ているロープウェー』(田代ロープウェー)もしくは『苗場スキー場から出ているゴンドラ』(ドラゴンドラ)に乗ってまず山頂まで行き、そこから1時間程度徒歩で向かうしかないとのこと。
そしてそのロープウェー&ゴンドラはまぁスキー場なのでスキーシーズンは当然運行しているのですが、オフシーズンは現在この紅葉の時期にしか運行されていないということで、じっくりダムを見る為には『今がチャンス!』とも言えるんですよね。そりゃ「カッサダムいつ行くの?」と聞かれれば「今でしょ!」と言わざるを得ないのです。
(→ちなみにこれまでは夏季営業もされていたそうですが、調べてもよくわからなっかので要確認)

…ということで国道17号線・三国街道沿いにある田代ロープウェー乗り場に到着。
一般的には往路はロープウェーもしくはゴンドラで山頂に向かい、復路はもう一方で戻る(→両者の麓の乗り場間にはシャトルバスが運行)というのが人気の周遊方法らしいのですが、自分のようなダム好きには断然往復ロープウェーの方がオススメ!まぁ理由はすぐにわかるから(笑)
尚、このロープウェー乗り場にあるジュースの自販機は缶飲料が160円から。
スーパーに行けば100円程度でペットボトルが買える時代に…ろ、露骨な観光地料金ってやつだな(;^ω^)

…ロープウェーの営業は9時からで、到着したのは8時半くらい。
雨上がりの平日ということもありますが、駐車場に先客の車は殆ど停まっていませんでした。
三国峠界隈の紅葉は今が見頃とのことでしたが、周辺の山々もいい感じで色付いていましたね!

…往復2200円の乗車券を買って、しばし待合所にて待機。
カッサダムまで歩いて行く為にこの価格。高いと思うか安いと思うかはあなた次第(笑)
待合所では先客様(6人組の関西弁のおっちゃん・おばちゃん)が缶ビールを煽ってドンチャン騒ぎ…。さすがにダムの方までは長時間歩かないだろうけど、酒気帯び山歩きは危ないでー。自分も酒好きなのでレジャー地で浮かれてしまうのはわかるけど、さすがにこれはちょっと頂けない。

…尚、山頂付近の気温は5度の模様。寒しっ!!Σ(´∀`;)
まぁ当然ながら温かい服装は必須ですわな。
て言うか、「ぐはぁ!一番ダメって言ってた天候だし!」
ま。前日まで雨が降っていた日の山の上の朝なので当然と言えば当然なんですけど…。
期待していたダムなだけに最高のコンディションで見れないのは不本意ですが、ここまで来ておいて引き下がれる筈も無く。て言うかもう乗車券買っちゃったし(笑)

天候…いや、自分の運の悪さを恨んでいると山頂から始発のロープウェーが下りてきました。
かつてのライオンズのマークとカラーリングに身をまとった古くさい…年季の入った車体(?)です。
これを見ると、黄金期の森西武を連想してしまうのは自分だけでしょうか?(笑)
辻・平野・秋山・清原・デストラーデ・石毛・吉竹・伊東・田辺そしてピッチャーに郭泰源…あの頃マジ好きだったわ!
尚、始発は9時ジャストですが「今から団体客が沢山来るから…」ということで10分くらい前に運行してくれました。
どうやら先程話した酔っ払い集団が交渉したっぽいのですが、厚かましいにも程があるだろ…。いや、これにはちょっとグッジョブかな?

…ロープウェーの内部はこんな感じ。定員は91名だそうですが、
この時の乗員は自分と酔いどれ集団と係員さんの8名ですから気兼ねなく空中散歩が楽しめました♪

…2箇所ぼど床がシースルーになってます!
こ、これは高所恐怖症の自分には堪らんサービスですね(;´∀`)
さぁ!発車ベルが鳴り終わるといよいよロープウェーが上り始めました……

「うおぉぉぉぉぉ! マジ秋色だーっ!!」
…なにこれ?いきなりクライマックスなの?(笑)
目前と眼下に広がる秋の絨毯に思わず感激!歓声を上げてしまうほどです。
いや、このロープウェーに乗った一番の楽しみ…まぁそれはカッサダムなんですけど、実はもう一つ!
発車してからわずか数分。
「ダム好きならゴンドラよりもやっぱこっちでしょ!」…その理由。お目当てのブツがいよいよ見えてきました!

…ヤバスwwwww

…テラヤバスwwwwwwwww
そう!眼下に広がってきたのは一面秋に囲まれた二居ダム(二居湖)の勇姿!
ダム好きにとっては笑っちゃうほど素晴らし過ぎる景色に思わず草不可避と言ったところでしょうか?
これから向かうカッサダムとこちらの二居ダムの関係は揚水発電の『上池と下池』の関係。
まぁ正確に言えばカッサダムの更に上部にはカッサ川ダムという本当に近寄れないアーチダムもあったりするのですが、いずれもJ-POWER(電源開発株式会社)が管理する発電の為のロックフィルダムです。
自分は過去2回ほど二居ダムまでは行ったことがあるのですが、このアングルから望むのはもちろん初めて!
うーん。これが本当に見たかった(*´∀`)
カッサダムまではロープウェーに乗ったりと少しだけ敷居がお高いのですが、二居ダムの方は気軽に立派な発電施設などが見学できるいわゆる『開かれたダム』ってやつなのでダムにあまり興味がない方にも結構オススメですよ!…ちなみに「これまでに行ったお気に入りのダムを20基挙げろ」と聞かれれば自分は多分ランクインさせると思います(笑)
…よし!じゃあ先に行きましょう。
眼下にニヤニヤと眺めていた二居ダムが見えなくなりしばらく経つと、周囲の景色はガラリと一変!
うーん、やっぱり『山の天気』だね。当然といえば当然ですが今度は喜ばざる光景が目の前に広がりました。

…ですよねーw
だってロープウェー乗る前からご丁寧に書いてありましたもんね(笑)
て言うか2~3分前までは美しく見えた紅葉の景色がいきなりこんな感じになっちゃうんだぜ? やっぱ大自然って魅力的である一方、逆に恐ろしい場所だとも思いますよ。うん。


そして間もなく経つとロープウェーの山頂駅(田代高原)に到着。
視界は…まぁ言わずもがなですわな(笑)
駅の前では無料の杖(…と言ってもスキーのストックですが)の貸出なんかもありましたが、ダムまでの道中はアップダウンがそんなに無いそうなので今の自分には不要かなーって。ま、時と場合によるけどこういうのってかえって邪魔になりかねないので。


…ここからは湖畔の遊歩道を歩いて大体一時間ほど。
立入可能範囲の一番奥にある田代湖の見晴台とやらを目指していきます。
「さぁ、行こうか……」

…って、これ何の修行だよwww
遊歩道とは言えどこんなちょっと先の視界までままならぬ山道で今から片道一時間歩けってか?
たどり着いたところでもはやダムなんか見えるかもわからんのに、オレは一体何と戦っているんだ…?
「もう立派な二居ダムも見れたし帰ろっかなー?」
…そう考えた瞬間が自分にもありました。でもやっぱりここまで来たからにはやるっきゃない…まぁダムサイトまで行ってもし堤体がろくに見えなくても、「それはそれで体を張ったギャグになるからいっか」みたいな(意味不明)
とりあえず例の集団が濃霧の中に突っ込んでいったので、先に泳がせておいてしばらく様子を伺うことに。
何か問題があるっぽければ自分は引き返すこととしよう……(嘘)
【その2 に続く】
うーん。秋ですなぁ…。自分は四季の中では秋が一番好きということで、
この頃は冬の冬眠期に備えて(笑)我ながらアグレッシブに活動している感じなのですが、
先日はかねてより行ってみたかったカッサダム(新潟県湯沢町)までちょっくら遊びに行って参りました♪

※宿の部屋より見た湯沢の朝
…で。スノーリゾート地でも知られる湯沢町のカッサダムですが、
このダムは一般人は自家用車などではアプローチすることができないそうで、行くためには『かぐらスキー場から出ているロープウェー』(田代ロープウェー)もしくは『苗場スキー場から出ているゴンドラ』(ドラゴンドラ)に乗ってまず山頂まで行き、そこから1時間程度徒歩で向かうしかないとのこと。
そしてそのロープウェー&ゴンドラはまぁスキー場なのでスキーシーズンは当然運行しているのですが、オフシーズンは現在この紅葉の時期にしか運行されていないということで、じっくりダムを見る為には『今がチャンス!』とも言えるんですよね。そりゃ「カッサダムいつ行くの?」と聞かれれば「今でしょ!」と言わざるを得ないのです。
(→ちなみにこれまでは夏季営業もされていたそうですが、調べてもよくわからなっかので要確認)

…ということで国道17号線・三国街道沿いにある田代ロープウェー乗り場に到着。
一般的には往路はロープウェーもしくはゴンドラで山頂に向かい、復路はもう一方で戻る(→両者の麓の乗り場間にはシャトルバスが運行)というのが人気の周遊方法らしいのですが、自分のようなダム好きには断然往復ロープウェーの方がオススメ!まぁ理由はすぐにわかるから(笑)
尚、このロープウェー乗り場にあるジュースの自販機は缶飲料が160円から。
スーパーに行けば100円程度でペットボトルが買える時代に…ろ、露骨な観光地料金ってやつだな(;^ω^)

…ロープウェーの営業は9時からで、到着したのは8時半くらい。
雨上がりの平日ということもありますが、駐車場に先客の車は殆ど停まっていませんでした。
三国峠界隈の紅葉は今が見頃とのことでしたが、周辺の山々もいい感じで色付いていましたね!

…往復2200円の乗車券を買って、しばし待合所にて待機。
カッサダムまで歩いて行く為にこの価格。高いと思うか安いと思うかはあなた次第(笑)
待合所では先客様(6人組の関西弁のおっちゃん・おばちゃん)が缶ビールを煽ってドンチャン騒ぎ…。さすがにダムの方までは長時間歩かないだろうけど、酒気帯び山歩きは危ないでー。自分も酒好きなのでレジャー地で浮かれてしまうのはわかるけど、さすがにこれはちょっと頂けない。

…尚、山頂付近の気温は5度の模様。寒しっ!!Σ(´∀`;)
まぁ当然ながら温かい服装は必須ですわな。
て言うか、「ぐはぁ!一番ダメって言ってた天候だし!」
ま。前日まで雨が降っていた日の山の上の朝なので当然と言えば当然なんですけど…。
期待していたダムなだけに最高のコンディションで見れないのは不本意ですが、ここまで来ておいて引き下がれる筈も無く。て言うかもう乗車券買っちゃったし(笑)

天候…いや、自分の運の悪さを恨んでいると山頂から始発のロープウェーが下りてきました。
かつてのライオンズのマークとカラーリングに身をまとった
これを見ると、黄金期の森西武を連想してしまうのは自分だけでしょうか?(笑)
辻・平野・秋山・清原・デストラーデ・石毛・吉竹・伊東・田辺そしてピッチャーに郭泰源…あの頃マジ好きだったわ!
尚、始発は9時ジャストですが「今から団体客が沢山来るから…」ということで10分くらい前に運行してくれました。
どうやら先程話した酔っ払い集団が交渉したっぽいのですが、厚かましいにも程があるだろ…。いや、これにはちょっとグッジョブかな?

…ロープウェーの内部はこんな感じ。定員は91名だそうですが、
この時の乗員は自分と酔いどれ集団と係員さんの8名ですから気兼ねなく空中散歩が楽しめました♪

…2箇所ぼど床がシースルーになってます!
こ、これは高所恐怖症の自分には堪らんサービスですね(;´∀`)
さぁ!発車ベルが鳴り終わるといよいよロープウェーが上り始めました……

「うおぉぉぉぉぉ! マジ秋色だーっ!!」
…なにこれ?いきなりクライマックスなの?(笑)
目前と眼下に広がる秋の絨毯に思わず感激!歓声を上げてしまうほどです。
いや、このロープウェーに乗った一番の楽しみ…まぁそれはカッサダムなんですけど、実はもう一つ!
発車してからわずか数分。
「ダム好きならゴンドラよりもやっぱこっちでしょ!」…その理由。お目当てのブツがいよいよ見えてきました!

…ヤバスwwwww

…テラヤバスwwwwwwwww
そう!眼下に広がってきたのは一面秋に囲まれた二居ダム(二居湖)の勇姿!
ダム好きにとっては笑っちゃうほど素晴らし過ぎる景色に思わず草不可避と言ったところでしょうか?
これから向かうカッサダムとこちらの二居ダムの関係は揚水発電の『上池と下池』の関係。
まぁ正確に言えばカッサダムの更に上部にはカッサ川ダムという本当に近寄れないアーチダムもあったりするのですが、いずれもJ-POWER(電源開発株式会社)が管理する発電の為のロックフィルダムです。
自分は過去2回ほど二居ダムまでは行ったことがあるのですが、このアングルから望むのはもちろん初めて!
うーん。これが本当に見たかった(*´∀`)
カッサダムまではロープウェーに乗ったりと少しだけ敷居がお高いのですが、二居ダムの方は気軽に立派な発電施設などが見学できるいわゆる『開かれたダム』ってやつなのでダムにあまり興味がない方にも結構オススメですよ!…ちなみに「これまでに行ったお気に入りのダムを20基挙げろ」と聞かれれば自分は多分ランクインさせると思います(笑)
…よし!じゃあ先に行きましょう。
眼下にニヤニヤと眺めていた二居ダムが見えなくなりしばらく経つと、周囲の景色はガラリと一変!
うーん、やっぱり『山の天気』だね。当然といえば当然ですが今度は喜ばざる光景が目の前に広がりました。

…ですよねーw
だってロープウェー乗る前からご丁寧に書いてありましたもんね(笑)
て言うか2~3分前までは美しく見えた紅葉の景色がいきなりこんな感じになっちゃうんだぜ? やっぱ大自然って魅力的である一方、逆に恐ろしい場所だとも思いますよ。うん。


そして間もなく経つとロープウェーの山頂駅(田代高原)に到着。
視界は…まぁ言わずもがなですわな(笑)
駅の前では無料の杖(…と言ってもスキーのストックですが)の貸出なんかもありましたが、ダムまでの道中はアップダウンがそんなに無いそうなので今の自分には不要かなーって。ま、時と場合によるけどこういうのってかえって邪魔になりかねないので。


…ここからは湖畔の遊歩道を歩いて大体一時間ほど。
立入可能範囲の一番奥にある田代湖の見晴台とやらを目指していきます。
「さぁ、行こうか……」

…って、これ何の修行だよwww
遊歩道とは言えどこんなちょっと先の視界までままならぬ山道で今から片道一時間歩けってか?
たどり着いたところでもはやダムなんか見えるかもわからんのに、オレは一体何と戦っているんだ…?
「もう立派な二居ダムも見れたし帰ろっかなー?」
…そう考えた瞬間が自分にもありました。でもやっぱりここまで来たからにはやるっきゃない…まぁダムサイトまで行ってもし堤体がろくに見えなくても、「それはそれで体を張ったギャグになるからいっか」みたいな(意味不明)
とりあえず例の集団が濃霧の中に突っ込んでいったので、先に泳がせておいてしばらく様子を伺うことに。
何か問題があるっぽければ自分は引き返すこととしよう……(嘘)
【その2 に続く】
新潟なう
こんちわ。オレです。
ということで急な連休ができてしまったので只今新潟県は湯沢町まで来ています。

…ま。普段の泊りがけのダム巡りでしたら夜は地方都市のパトロールに繰り出していたりするんですが、
取れた宿が郊外過ぎてそこら辺は期待できなかったので、もう割り切ってパソコン持参&食料をしこたま買い込んで日常の晩と同じようなことをしていたり(;^ω^)
ちなみに今回のプチ遠征のお目当てはずばり二居ダムの上池・カッサダム!
まぁご存知かも知れませんが、このダムは年柄年中行くことができないダムだったりするので以前よりかなり楽しみにしていたダムだったりします。
尚、今日は一日中雨が降り続いていたので向かうのは明日。(…明日も雨っぽいけどw)
「今日は移動だけしておいて明日の午前中にでものんびり行けばいいかなー」なんて考えていたのですが、
やっぱ遠出(…といっても自宅から4時間弱程度ですが)しちゃうと欲が出ちゃうんでしょうねwww
「せっかくだし一基くらい…」ということで先程までこちらのダムに行ってたりしました!

…はい。こちらは津南町にあります大谷内ダム。
この写真でも土地改良区の文字が確認できるように言わば農業用溜め池ですな。
で。周辺には堤高15メートルを越える溜め池が結構ゴロゴロ点在していたりするんですけど、
どうしてこのダムに行ったかと言えば……

…実はこのダム。
日本に3000基前後存在するダムの中でも、何げに堤頂長が日本一だったりするんです!
「まぁそりゃ遅かれ早かれいつかは訪れる運命でしょうな…」
うん。だから比較的近くまでやってきた今回が良い機会だと寄ってみたって話ですわな。
………。
て言うかさ……

※天端の様子
…何だよ!このオレらしい光景www
は、はい。ご覧の通り周辺は濃霧に覆われ視界は最悪!
どうやら自分は雨男っぽいので、もう雨は諦めてますわ。て言うか、むしろ雨の中に突撃したし…。
でも前々から言ってるだろ? 濃霧だけはマジ勘弁って!!!!

※洪水吐の様子
…しかしそうは言ったものの、見学していたら徐々に悔しいとも思わなくなりましたw
うーん。何だろうこの感覚?
恐らく堤頂長日本一と言っても、このダムは『貯水池一周ぐるりと堤体のタイプ』だからかな?
ここだけの話、この手のダムってあんまり自分好みじゃないんですよねー(;´∀`)
ま。いっかwww
霧のせいもあって見物前から既に戦意喪失はしていたものの、
一応洪水吐だけは確認しておきたかったので片道半周…およそ貯水池一周の距離だけ歩いて戻ってきました。
もしこれが北海道の美利河ダムみたいにほぼ一直線で堤頂長1000メートル超えのダムだったら絶対もっと粘ってたし、恐らく天を恨んでたけどね。(…そもそも雨の中わざわざ行こうとも思わないだろうし)
「…お、おう。とりあえずこんなもんじゃね?」
貴重な未訪問ダムに関わらず意外とあっさりダム見物終了みたいなw
「…で、でも一応ここが日本一のダムだからっ!」
はい。自分にとっては完全に『訪れることだけに価値があるダム』の一つでした。ありがとうございます。
…さてさて。明日のカッサは一体どうなることやら?
ロープウェイが動いている限りは日程的にも雨天決行で高原を歩いてくるつもりだけど、
濃霧だけはっ!濃霧だけは本当にマジ勘弁してくだしあ!!!
ちなみこれは余談ですが、
実は3日前の日曜日にも新潟ダム巡りを決行してきたばかりなんですけど、その時は超快晴みたいな。
て言うか、お前どんだけ新潟好きやねん!!!ってw
ま。雪が降り始めたら自分はノーセンキューなんで今がある意味『追い込みの時期』なのかなーって。
今を楽しむ! …それが一番っしょ。
ということで急な連休ができてしまったので只今新潟県は湯沢町まで来ています。

…ま。普段の泊りがけのダム巡りでしたら夜は地方都市のパトロールに繰り出していたりするんですが、
取れた宿が郊外過ぎてそこら辺は期待できなかったので、もう割り切ってパソコン持参&食料をしこたま買い込んで日常の晩と同じようなことをしていたり(;^ω^)
ちなみに今回のプチ遠征のお目当てはずばり二居ダムの上池・カッサダム!
まぁご存知かも知れませんが、このダムは年柄年中行くことができないダムだったりするので以前よりかなり楽しみにしていたダムだったりします。
尚、今日は一日中雨が降り続いていたので向かうのは明日。(…明日も雨っぽいけどw)
「今日は移動だけしておいて明日の午前中にでものんびり行けばいいかなー」なんて考えていたのですが、
やっぱ遠出(…といっても自宅から4時間弱程度ですが)しちゃうと欲が出ちゃうんでしょうねwww
「せっかくだし一基くらい…」ということで先程までこちらのダムに行ってたりしました!

…はい。こちらは津南町にあります大谷内ダム。
この写真でも土地改良区の文字が確認できるように言わば農業用溜め池ですな。
で。周辺には堤高15メートルを越える溜め池が結構ゴロゴロ点在していたりするんですけど、
どうしてこのダムに行ったかと言えば……

…実はこのダム。
日本に3000基前後存在するダムの中でも、何げに堤頂長が日本一だったりするんです!
「まぁそりゃ遅かれ早かれいつかは訪れる運命でしょうな…」
うん。だから比較的近くまでやってきた今回が良い機会だと寄ってみたって話ですわな。
………。
て言うかさ……

※天端の様子
…何だよ!このオレらしい光景www
は、はい。ご覧の通り周辺は濃霧に覆われ視界は最悪!
どうやら自分は雨男っぽいので、もう雨は諦めてますわ。て言うか、むしろ雨の中に突撃したし…。
でも前々から言ってるだろ? 濃霧だけはマジ勘弁って!!!!

※洪水吐の様子
…しかしそうは言ったものの、見学していたら徐々に悔しいとも思わなくなりましたw
うーん。何だろうこの感覚?
恐らく堤頂長日本一と言っても、このダムは『貯水池一周ぐるりと堤体のタイプ』だからかな?
ここだけの話、この手のダムってあんまり自分好みじゃないんですよねー(;´∀`)
ま。いっかwww
霧のせいもあって見物前から既に戦意喪失はしていたものの、
一応洪水吐だけは確認しておきたかったので片道半周…およそ貯水池一周の距離だけ歩いて戻ってきました。
もしこれが北海道の美利河ダムみたいにほぼ一直線で堤頂長1000メートル超えのダムだったら絶対もっと粘ってたし、恐らく天を恨んでたけどね。(…そもそも雨の中わざわざ行こうとも思わないだろうし)
「…お、おう。とりあえずこんなもんじゃね?」
貴重な未訪問ダムに関わらず意外とあっさりダム見物終了みたいなw
「…で、でも一応ここが日本一のダムだからっ!」
はい。自分にとっては完全に『訪れることだけに価値があるダム』の一つでした。ありがとうございます。
…さてさて。明日のカッサは一体どうなることやら?
ロープウェイが動いている限りは日程的にも雨天決行で高原を歩いてくるつもりだけど、
濃霧だけはっ!濃霧だけは本当にマジ勘弁してくだしあ!!!
ちなみこれは余談ですが、
実は3日前の日曜日にも新潟ダム巡りを決行してきたばかりなんですけど、その時は超快晴みたいな。
て言うか、お前どんだけ新潟好きやねん!!!ってw
ま。雪が降り始めたら自分はノーセンキューなんで今がある意味『追い込みの時期』なのかなーって。
今を楽しむ! …それが一番っしょ。
オレ流ダム漫遊記『2014年 秋の四国遠征編』その3
【その2からの続き】
【2回戦 : vs. 小見野々ダム】 @徳島県那賀町

「目星はついてるんだよっ!」
…長安口ダムを後にしてから車を西に走らせること20分程度だろうか? 先ほど地図で確認していたポイントの路肩に車を停めた。馬鹿にしないでほしい…いつも無鉄砲にダムを巡っていると見せかけて、オレは実はやれば出来る子。
そう!この小見野々ダムは普段一般には開放されておらず、ダムサイトに近づいても遠目に堤体上流面を眺めることしかできないのは予習済みなのである!
ではどうしてここに車を停めたのか?
…それでも巷には堤体直下から撮影した立派なアーチダムの写真が出回っている。ということはダム自体は開放されていなくても下流域から別の道を進んでいけば堤体は確認できるはずだ。
それがこの分岐道に違いない。この先を進んでいけばダムがドーンと見えて超オレ得のキャッキャウフフでアハーン…そう確信したからである。
小雨が降る中、傘をさし悪路のぬかるみに戸惑いつつも薄暗い林道を歩く。もし傍から見られたのであれば、もはや山菜泥棒か頭がちょっとアレな子にしか思われないだろう。だがそんなことはどうでもいい!何故ならもう間もなくダムが奏でるハーモニーを耳にすることができるのだから。
…歩き始めて10分程、途中に警報局が現れ俄然テンションが上がってくる。さぁもうすぐだろう!

な・・・なんだってーーーーーー!!

…ま。今の幻ということでねっ☆
ところでしかし、いやはや現実というものは時として残酷なものだね。うんうん♪
ということで冷静を装いつつ素直に開かれていないダムサイトへと移動。
もうこうなったら、後ろからだろうが何だろうが堤体が見えたらオレの勝ち…そうでも思わなきゃ台風が近づく四国にわざわざダムを見る為だけに飛行機に乗ってやってきた自分自身が可哀想で可哀想で申し分が立たない。

「…うん。知ってるし(泣)」
ちなみに『開かれていない』という言葉は用いたが、管理所の前には駐車スペースらしきものやダム(発電所)の説明板は一応設けられており、栃木の山奥にありがちな「はぁ?何しに来てんの?バカなの?」といった完全に閉ざされたダムではないというのを念のためフォローしておきたいと思う。

あたかもクールバスクリンを大量投入したような貯水池を眺め、ふと思った…
今度生まれ変わったならば、四国電力に勤めて4人の部下を従え小見野々丸に乗って7つの海に繰り出そう。そして海賊王にオレはなる。
…天から同情でもされたのか? 先程まで雨は気が付くと止んでいた。
さぁ!次は永瀬ダムへと繰り出そう! 曇天の中で虹なんて出る雰囲気でもないが、今の気分はまさにオーバーザレインボー!
自分でもよくわからないが何故か清々しい思いで小見野々ダムを後にした。
※小見野々ダムで撮ってきた他の写真はこちら
【3回戦 : vs. 永瀬ダム】 @高知県香美市

「ちょww はいられんだっておwww」
…結論から言う。無知とは罪である。しかし無知だからこそ吸収できる知識の量も多いはず。問題はその知識を今後活かせるか殺してしまうかである。
移動時の空腹を気のせいとしてたどり着いた永瀬ダム…天端の上で見かけた『はいられん』の文字がどうしても気になってしまい仕方がなかった。いや、上に立入禁止と書いてあるので当然意味はわかる。
…でもどうして全部平仮名なの? どうしてそんなにぶっきらぼうなの?
空腹過ぎてテンションがアレなのも相まって思わず一人笑ってしまった。自分の中の笑いレベルで言えば、10段階中8くらい…それはもうかなりのものである。
ちなみにこれは後日談だが、遠征より帰宅してからこの『はいられん』に関して調べてみた。
四国界隈の言い回し(方言?)…これは何となくわかっていた。しかしこちらの方ではしばしば立入禁止の文字と一緒に書かれているらしく、何もこの永瀬ダムの看板に限ったことではないということがわかった。
千葉の田舎もん…しかも三十路を越えたおっさんがどうして土佐弁の看板一つでキャッキャ笑うことができようか? ふと冷静に我に返るとゾッとする。穴があったら入りたい、入りたい、どこまでも入りたい……

…尚、ダムの方だがこれにはオレ氏も大満足の模様。
雨にしっとりと濡れた一世代前のコンクリート。そしてこれは間違いなく後から塗り直されたものだが、真紅に眩いラジアルゲートの様が艶めかしくていとおかし。
目前では圧倒されそうなその巨体は堤高87メートル。
「と、徳島で一番高いからとりま行きたいじゃん…」という理由で訪れた先ほどの長安口ダムより何げに高かったりするのは訪問時無知だった自分には内緒だ。

「…そういや四国に来てからまともにダムが見れたのって初めてだなw」
何が『まとも』なのかは正直上手く説明できない。要はそこで満足できるかできないかなのだが、
自分の一つの目安(?)として、ダムで記録写真を撮る際……
・堤体下流面を右岸から
・堤体下流面を左岸から
・堤体上流面を右岸から
・堤体上流面を左岸から
・天端を右岸から左岸に見た時
・天端を左岸から右岸に見た時
・天端の中央部から直下
・天端の中央部から下流域
・天端から見たダム湖
…この9点セットが撮れれば大抵は満足できる。ちなみに『直下から見た堤体』は見れればハッピーラッキーくらいとして、そこまでの贅沢は望まない。我ながら安っぽい男で変なこだわりを持っているんじゃないかと思う。
故に満足。何が普通なのかは上手く説明できないが普通に楽しめた。もうお腹いっぱい。…いや、腹減った。
逆に何か話のネタになるようなハプニングの一つでもあった方がいいんじゃないかとも思ったが、どうせ大抵はアンラッキーなネタなんだからとりあえずそんなものはノーセンキュー。
早朝に羽田で大して美味くもないのに値段ばっかり高いカレーをひと皿……
お腹がスカスカの自分が次に目指したのは中身がスカスカ…もとい、中空重力式の穴内川ダム。ここは実は行く前から少しだけ期待していたりする。
日が暮れるのもすっかり早くなった…さぁ!そろそろ行こう!ここが終われば晩飯が待ってるぞ!
※永瀬ダムで撮ってきた他の写真はこちら
【その4に続く】
【2回戦 : vs. 小見野々ダム】 @徳島県那賀町

「目星はついてるんだよっ!」
…長安口ダムを後にしてから車を西に走らせること20分程度だろうか? 先ほど地図で確認していたポイントの路肩に車を停めた。馬鹿にしないでほしい…いつも無鉄砲にダムを巡っていると見せかけて、オレは実はやれば出来る子。
そう!この小見野々ダムは普段一般には開放されておらず、ダムサイトに近づいても遠目に堤体上流面を眺めることしかできないのは予習済みなのである!
ではどうしてここに車を停めたのか?
…それでも巷には堤体直下から撮影した立派なアーチダムの写真が出回っている。ということはダム自体は開放されていなくても下流域から別の道を進んでいけば堤体は確認できるはずだ。
それがこの分岐道に違いない。この先を進んでいけばダムがドーンと見えて超オレ得のキャッキャウフフでアハーン…そう確信したからである。
小雨が降る中、傘をさし悪路のぬかるみに戸惑いつつも薄暗い林道を歩く。もし傍から見られたのであれば、もはや山菜泥棒か頭がちょっとアレな子にしか思われないだろう。だがそんなことはどうでもいい!何故ならもう間もなくダムが奏でるハーモニーを耳にすることができるのだから。
…歩き始めて10分程、途中に警報局が現れ俄然テンションが上がってくる。さぁもうすぐだろう!

な・・・なんだってーーーーーー!!

…ま。今の幻ということでねっ☆
ところでしかし、いやはや現実というものは時として残酷なものだね。うんうん♪
ということで冷静を装いつつ素直に開かれていないダムサイトへと移動。
もうこうなったら、後ろからだろうが何だろうが堤体が見えたらオレの勝ち…そうでも思わなきゃ台風が近づく四国にわざわざダムを見る為だけに飛行機に乗ってやってきた自分自身が可哀想で可哀想で申し分が立たない。

「…うん。知ってるし(泣)」
ちなみに『開かれていない』という言葉は用いたが、管理所の前には駐車スペースらしきものやダム(発電所)の説明板は一応設けられており、栃木の山奥にありがちな「はぁ?何しに来てんの?バカなの?」といった完全に閉ざされたダムではないというのを念のためフォローしておきたいと思う。

あたかもクールバスクリンを大量投入したような貯水池を眺め、ふと思った…
今度生まれ変わったならば、四国電力に勤めて4人の部下を従え小見野々丸に乗って7つの海に繰り出そう。そして海賊王にオレはなる。
…天から同情でもされたのか? 先程まで雨は気が付くと止んでいた。
さぁ!次は永瀬ダムへと繰り出そう! 曇天の中で虹なんて出る雰囲気でもないが、今の気分はまさにオーバーザレインボー!
自分でもよくわからないが何故か清々しい思いで小見野々ダムを後にした。
※小見野々ダムで撮ってきた他の写真はこちら
【3回戦 : vs. 永瀬ダム】 @高知県香美市

「ちょww はいられんだっておwww」
…結論から言う。無知とは罪である。しかし無知だからこそ吸収できる知識の量も多いはず。問題はその知識を今後活かせるか殺してしまうかである。
移動時の空腹を気のせいとしてたどり着いた永瀬ダム…天端の上で見かけた『はいられん』の文字がどうしても気になってしまい仕方がなかった。いや、上に立入禁止と書いてあるので当然意味はわかる。
…でもどうして全部平仮名なの? どうしてそんなにぶっきらぼうなの?
空腹過ぎてテンションがアレなのも相まって思わず一人笑ってしまった。自分の中の笑いレベルで言えば、10段階中8くらい…それはもうかなりのものである。
ちなみにこれは後日談だが、遠征より帰宅してからこの『はいられん』に関して調べてみた。
四国界隈の言い回し(方言?)…これは何となくわかっていた。しかしこちらの方ではしばしば立入禁止の文字と一緒に書かれているらしく、何もこの永瀬ダムの看板に限ったことではないということがわかった。
千葉の田舎もん…しかも三十路を越えたおっさんがどうして土佐弁の看板一つでキャッキャ笑うことができようか? ふと冷静に我に返るとゾッとする。穴があったら入りたい、入りたい、どこまでも入りたい……

…尚、ダムの方だがこれにはオレ氏も大満足の模様。
雨にしっとりと濡れた一世代前のコンクリート。そしてこれは間違いなく後から塗り直されたものだが、真紅に眩いラジアルゲートの様が艶めかしくていとおかし。
目前では圧倒されそうなその巨体は堤高87メートル。
「と、徳島で一番高いからとりま行きたいじゃん…」という理由で訪れた先ほどの長安口ダムより何げに高かったりするのは訪問時無知だった自分には内緒だ。

「…そういや四国に来てからまともにダムが見れたのって初めてだなw」
何が『まとも』なのかは正直上手く説明できない。要はそこで満足できるかできないかなのだが、
自分の一つの目安(?)として、ダムで記録写真を撮る際……
・堤体下流面を右岸から
・堤体下流面を左岸から
・堤体上流面を右岸から
・堤体上流面を左岸から
・天端を右岸から左岸に見た時
・天端を左岸から右岸に見た時
・天端の中央部から直下
・天端の中央部から下流域
・天端から見たダム湖
…この9点セットが撮れれば大抵は満足できる。ちなみに『直下から見た堤体』は見れればハッピーラッキーくらいとして、そこまでの贅沢は望まない。我ながら安っぽい男で変なこだわりを持っているんじゃないかと思う。
故に満足。何が普通なのかは上手く説明できないが普通に楽しめた。もうお腹いっぱい。…いや、腹減った。
逆に何か話のネタになるようなハプニングの一つでもあった方がいいんじゃないかとも思ったが、どうせ大抵はアンラッキーなネタなんだからとりあえずそんなものはノーセンキュー。
早朝に羽田で大して美味くもないのに値段ばっかり高いカレーをひと皿……
お腹がスカスカの自分が次に目指したのは中身がスカスカ…もとい、中空重力式の穴内川ダム。ここは実は行く前から少しだけ期待していたりする。
日が暮れるのもすっかり早くなった…さぁ!そろそろ行こう!ここが終われば晩飯が待ってるぞ!
※永瀬ダムで撮ってきた他の写真はこちら
【その4に続く】
オレ流ダム漫遊記『2014年 秋の四国遠征編』その2
【その1からの続き】
【1回戦 : vs. 長安口ダム】 @徳島県那賀町

これは自論なのだが、初めてのダムに訪れる時は下流側からアプローチするのと上流側からアプローチするのとでは俄然テンションの上がり方が変わってくる。テンションがいきなり絶頂の達するのは当然下流側からアプローチした場合だ。何故なら一目見えた瞬間からそのダムの迫力やら容貌がダイレクトに脳に伝わるからだ。
ちなみに高知方面からやってきた自分が初めてこのダムの堤体を確認したのは上流面。どうやら徳島県内のダムの中では一番の堤高を誇るそうだが、いまいち初見では実感が湧かない。
「まぁこれはこれでいいや。その方が反対側に回ってみる楽しみも増えるってもんさ」
…て言うかこのくだりいるか?
尚、高知空港からおよそ3時間弱の道中の間に杉田ダムと小見野々ダムの堤体を確認することができたが、そこは華麗にスルー…いや、むしろガン無視!
台風がまさに接近しようとしている今、現在は嵐の前の静けさといったところ。限られた時間の中ではこのサービスタイムとも言える間に本命のダムを見ておきたいのだ。そう!二兎を追う者は一兎をも得ず!…先人からの教えを忠実に守ったまでなのだ。

「まずは挨拶がわりに天端でも渡って……」
あ、あれっ? …目前には極めて簡易的なバリケードながらも行く手を阻み、立入禁止の看板も掲げられていた。奥に目をやると大型のクレーン重機が座っている…。
「ぐぬぬ……こ、工事中であったかっ!」
ダムに行くととりあえず隅々まで歩きたガールの自分にとっては、こんな『なかなかの上玉』を目の前にここで無常にも引き下がることになろうとは一生の不覚!…いや。それは言い過ぎた。スマン。
…まぁ何百基もダムを巡っていればたまにはこんなこともあろうて。うーん。オレもこの黄色と黄緑色で塗られた手摺りでウッハウハしたかったわぁ…トホホ(泣)

…ちなみに何の工事かと言えば、最終的に長安口ダムはこう変身する模様。
うん。この図で見ると右岸側にいかにも「後付けでーす!いえーい!」って感じのローラーゲートが2門あるでしょ?ああ、どうやらそれを造る為の工事らしいんだ。
自分のような素人金髪ダム豚野郎(…ただし金髪ではない)にはどうしても「この期に及んで今さら洪水調整機能のアップか?こんなもん初めっから付けとったらええやん。泣きたくなったら泣いたらええやん」なんて思ったり思わなかったりもする訳だが、あんまりギャーギャー騒ぐとボロが出そうなのでやっぱやめとく。いや、デザイン的にアリかナシかと言われればアリだ。むしろ斬新で素晴らしいと思う。
…よし!オレも男だ!じゃあ今回は天端は諦めっからとりあえず工事頑張れ!


…そしてダム本体の下流側。
ダムサイト左岸…現段階ではこのようなアングルからしか確認できなかったのだが、うん。オレ基準(…ただし企業秘密)としてはなかなか悪くない造りだ。なにより導流壁(?)に生えた苔がいとおかし。
たまに古いダムに行くと「おいおいw これやりすぎだろwww」ってくらい苔まみれの場所もあったりするが、これ位の控えめながらさり気なくアピールする程度の乗り具合が自分には丁度良いのだ。うん。
あー。それにしてもあの黄色と黄緑色で塗られた手摺りでウハウハしてぇなぁ…。

…天端封鎖のために範囲はかなり限られてしまったが、一通りダムサイトでの見物は終えたつもりなので管理所までDamcaを頂戴しに行く。
あ。今ダムカードのことをさりげなくDamcaって言ってみたんですけど、Suicaっぽくてちょっとだけカッコよくないっすか?そうでもないすっか?サーセンw
ちなみにこの時ダムの職員さん(…当直さん?)に、「重機の方までは行きませんから少しだけ天端を見学させて頂けませんか?」と精一杯の低姿勢でお願いしてみたところ、
「今日は台風が近づいているせいか×××の人が沢山来ていて×××××××からごめんなさい」と丁重に断られてしまったという。(←自己規制の部分は考えてみてね☆)
…なるほど、大人の事情か。ならば仕方ないね。
外に『お気軽に係員にお申し下さい』と書いてあったので本当に気軽に申し出てしまった訳だが、かえって悪いことをしてしまったようである。

「うむ。なかなかの面構えだ!」
…ラストは先ほどダムサイトより確認していた下流の吊り橋へと移動し、真正面から長安口と対峙する。橋を渡ろうとするやいなや雨がポツポツと降ってきた。
これに更に2門ゲートが増設…これはなかなか面白いことになりそうだ。
そもそも何故このダムに訪れたのかと言えば、
四国四県のダムを巡るにあたって「…で。徳島はどこのダムに行っとけばいいんだろうか?」…もちろん遠征全体の行程を考慮してプランを組まなければいけない訳だが、この徳島県だけは決定的に「ここ!」というダムを決めあぐねていた。
「…だったら一番でかいとこに行ったらいいじゃーん!」 …まぁ動機はかなり適当ではあったのだが、ここは正真正銘自分にとっては初めての徳島のダムであり、四国のダムでもある。
故にもしかしたらこのダムは今後自分の記憶に残らないかも知れない。しかしこの先間違いなく記録には残るダムになるんじゃないだろうか?
「…ま、でもさ。記録に残るんだったら、結局はいつかその時の記憶も蘇らそうとはしますわなw」
いよいよ雨が強くなってきたので堤高85.5メートルのダムを後にすることに。
次はプラン通り高知に引き返し永瀬ダムに……行くつもりだったが、思いの外滞在時間が短くなったようなので先ほど通り過ぎてきた小見野々ダムに寄ってみることにした。
【その3に続く】
※長安口ダムで撮ってきた他の写真はこちら
【1回戦 : vs. 長安口ダム】 @徳島県那賀町

これは自論なのだが、初めてのダムに訪れる時は下流側からアプローチするのと上流側からアプローチするのとでは俄然テンションの上がり方が変わってくる。テンションがいきなり絶頂の達するのは当然下流側からアプローチした場合だ。何故なら一目見えた瞬間からそのダムの迫力やら容貌がダイレクトに脳に伝わるからだ。
ちなみに高知方面からやってきた自分が初めてこのダムの堤体を確認したのは上流面。どうやら徳島県内のダムの中では一番の堤高を誇るそうだが、いまいち初見では実感が湧かない。
「まぁこれはこれでいいや。その方が反対側に回ってみる楽しみも増えるってもんさ」
…て言うかこのくだりいるか?
尚、高知空港からおよそ3時間弱の道中の間に杉田ダムと小見野々ダムの堤体を確認することができたが、そこは華麗にスルー…いや、むしろガン無視!
台風がまさに接近しようとしている今、現在は嵐の前の静けさといったところ。限られた時間の中ではこのサービスタイムとも言える間に本命のダムを見ておきたいのだ。そう!二兎を追う者は一兎をも得ず!…先人からの教えを忠実に守ったまでなのだ。

「まずは挨拶がわりに天端でも渡って……」
あ、あれっ? …目前には極めて簡易的なバリケードながらも行く手を阻み、立入禁止の看板も掲げられていた。奥に目をやると大型のクレーン重機が座っている…。
「ぐぬぬ……こ、工事中であったかっ!」
ダムに行くととりあえず隅々まで歩きたガールの自分にとっては、こんな『なかなかの上玉』を目の前にここで無常にも引き下がることになろうとは一生の不覚!…いや。それは言い過ぎた。スマン。
…まぁ何百基もダムを巡っていればたまにはこんなこともあろうて。うーん。オレもこの黄色と黄緑色で塗られた手摺りでウッハウハしたかったわぁ…トホホ(泣)

…ちなみに何の工事かと言えば、最終的に長安口ダムはこう変身する模様。
うん。この図で見ると右岸側にいかにも「後付けでーす!いえーい!」って感じのローラーゲートが2門あるでしょ?ああ、どうやらそれを造る為の工事らしいんだ。
自分のような素人金髪ダム豚野郎(…ただし金髪ではない)にはどうしても「この期に及んで今さら洪水調整機能のアップか?こんなもん初めっから付けとったらええやん。泣きたくなったら泣いたらええやん」なんて思ったり思わなかったりもする訳だが、あんまりギャーギャー騒ぐとボロが出そうなのでやっぱやめとく。いや、デザイン的にアリかナシかと言われればアリだ。むしろ斬新で素晴らしいと思う。
…よし!オレも男だ!じゃあ今回は天端は諦めっからとりあえず工事頑張れ!


…そしてダム本体の下流側。
ダムサイト左岸…現段階ではこのようなアングルからしか確認できなかったのだが、うん。オレ基準(…ただし企業秘密)としてはなかなか悪くない造りだ。なにより導流壁(?)に生えた苔がいとおかし。
たまに古いダムに行くと「おいおいw これやりすぎだろwww」ってくらい苔まみれの場所もあったりするが、これ位の控えめながらさり気なくアピールする程度の乗り具合が自分には丁度良いのだ。うん。
あー。それにしてもあの黄色と黄緑色で塗られた手摺りでウハウハしてぇなぁ…。

…天端封鎖のために範囲はかなり限られてしまったが、一通りダムサイトでの見物は終えたつもりなので管理所までDamcaを頂戴しに行く。
あ。今ダムカードのことをさりげなくDamcaって言ってみたんですけど、Suicaっぽくてちょっとだけカッコよくないっすか?そうでもないすっか?サーセンw
ちなみにこの時ダムの職員さん(…当直さん?)に、「重機の方までは行きませんから少しだけ天端を見学させて頂けませんか?」と精一杯の低姿勢でお願いしてみたところ、
「今日は台風が近づいているせいか×××の人が沢山来ていて×××××××からごめんなさい」と丁重に断られてしまったという。(←自己規制の部分は考えてみてね☆)
…なるほど、大人の事情か。ならば仕方ないね。
外に『お気軽に係員にお申し下さい』と書いてあったので本当に気軽に申し出てしまった訳だが、かえって悪いことをしてしまったようである。

「うむ。なかなかの面構えだ!」
…ラストは先ほどダムサイトより確認していた下流の吊り橋へと移動し、真正面から長安口と対峙する。橋を渡ろうとするやいなや雨がポツポツと降ってきた。
これに更に2門ゲートが増設…これはなかなか面白いことになりそうだ。
そもそも何故このダムに訪れたのかと言えば、
四国四県のダムを巡るにあたって「…で。徳島はどこのダムに行っとけばいいんだろうか?」…もちろん遠征全体の行程を考慮してプランを組まなければいけない訳だが、この徳島県だけは決定的に「ここ!」というダムを決めあぐねていた。
「…だったら一番でかいとこに行ったらいいじゃーん!」 …まぁ動機はかなり適当ではあったのだが、ここは正真正銘自分にとっては初めての徳島のダムであり、四国のダムでもある。
故にもしかしたらこのダムは今後自分の記憶に残らないかも知れない。しかしこの先間違いなく記録には残るダムになるんじゃないだろうか?
「…ま、でもさ。記録に残るんだったら、結局はいつかその時の記憶も蘇らそうとはしますわなw」
いよいよ雨が強くなってきたので堤高85.5メートルのダムを後にすることに。
次はプラン通り高知に引き返し永瀬ダムに……行くつもりだったが、思いの外滞在時間が短くなったようなので先ほど通り過ぎてきた小見野々ダムに寄ってみることにした。
【その3に続く】
※長安口ダムで撮ってきた他の写真はこちら