堰堤どうでしょう 【丸沼ダム】
丸沼ダム (群馬県) 【まるぬまだむ】

(2011年7月7日訪問)
【データ】
所在地 : 群馬県片品村
河川名 : 利根川水系片品川
型式 : バットレスダム
堤高(ダムの高さ) : 32.12メートル
堤頂長(ダムの長さ) : 88.23メートル
ダムカード : なし
駐車場 : なし (→ちょっとしたスペースはあり)
片品村と言えば… : 尾瀬 など
【独り言】
そもそも自分がダムに興味を持ち始めたのは、
その“カタチ”に惹かれたという点が大きい訳ですが、
う~ん。このダムは…
残念ながらますますダムに惚れてしまったようだ(笑)
【堤体感想】
『こんなの初めて♪(*゚∀゚)=3』
…いやー。今回初めて『バットレスダム』を実際に見たのですが、
何だかこれまでの自分の“ダム概念”を覆されたようで完全に参りましたね。
「な、何この格子型の堤体っ?どーいうことよ??」って。
…正直な話、最近『ダム萌え』という言葉に少し疑問を持ち始めていましたが、
うん。これは確かに萌えた!久しぶりにときめきました♪
て言うか今の自分にはまだこのダムは刺激が強すぎるな…。
衝撃過ぎて思わず一人興奮しながら見入ってました(笑)

※遮水壁(上流側)の様子
…と言うことでさっそく『バットレスダム』の説明をしていきたいのですが、
要は…
水を堰き止める遮水壁を、
鉄筋コンクリート製の柱と梁を格子状に組み合わせた扶壁(バットレス)で支えているタイプのダム
ということです。
わかりやすく例えるなら、
仕切りを頑丈な杖を何本も使って支えている感じでしょうか?
これは大正から昭和のはじめに、
高価なコンクリートを節約する為に採用されたダム型式ですが、
現在において日本に存在する『バットレスダム』は何と6基のみ!
その中でも昭和6年に竣工されたここ丸沼ダム(…改修暦はあり)は、
その希少価値や規模などを認められ、国から『重要文化財』の指定も受けています!!
う~ん。“先人の知恵”ってのは凄いですね☆

※バットレス(下流側)の様子
…これで先程の遮水壁をがっちり支えている訳ですね♪
柱と梁で支えているのが『バットレス』
堤体の中身がカラなのが『中空重力式』
どちらも作られた経緯(…コンクリートコストの削減)は似ていますが、
現在においてはコンクリートも比較的安価となり、かえって手間もかかってしまうので、
これらの型式のダムが新しく建設されることはもう二度とないと思います。
そういう意味でも、
歴史と技術が凝縮されたこの丸沼ダムは本当に価値ある建造物だと思いますね!

※天端(ダムの頂上部)の様子
…さて。小難しいお話はココまでとしましていつものダム紹介です。
天端は残念ながら通行禁止でした…。
って、この欄干じゃ自由に人が出入りできても危険ですが(笑)

※ダム湖(丸沼)の様子
…このダムは『丸沼』と『大尻湖』(どちらも堰止湖)のちょうど中間地点に建てられ、
すぐ下流側が大尻湖になります。
丸沼周辺には温泉宿やスキー場などもあるそうで、
年間を通じては、釣りやハイキングを楽しむ方などでなかなか賑わっているとのことです♪
こんな高原でレジャーってのも気持ち良さそうだなぁ…。

※ダム入口付近の様子
…さて。機会があれば一度は見てもらいたい丸沼ダムの場所ですが、
栃木県日光市から群馬県沼田市に抜ける国道120号線沿い、
通称『日本ロマンチック街道』沿いから堤体のそばまで行くことができます。
この写真の看板が目印で、
ここを曲がるとダム案内板とちょっとした駐車スペースがあるのですが、
調子に乗るとスピードが出やすい道でもあるので、うっかり見落とさないように注意注意!!
まぁ道中はドライブをしていて気持ちのいい場所ですので、
ゆっくり景色を楽しみながら立ち寄ってみるのも良いかも知れませんね♪

(2011年7月7日訪問)
【データ】
所在地 : 群馬県片品村
河川名 : 利根川水系片品川
型式 : バットレスダム
堤高(ダムの高さ) : 32.12メートル
堤頂長(ダムの長さ) : 88.23メートル
ダムカード : なし
駐車場 : なし (→ちょっとしたスペースはあり)
片品村と言えば… : 尾瀬 など
【独り言】
そもそも自分がダムに興味を持ち始めたのは、
その“カタチ”に惹かれたという点が大きい訳ですが、
う~ん。このダムは…
残念ながらますますダムに惚れてしまったようだ(笑)
【堤体感想】
『こんなの初めて♪(*゚∀゚)=3』
…いやー。今回初めて『バットレスダム』を実際に見たのですが、
何だかこれまでの自分の“ダム概念”を覆されたようで完全に参りましたね。
「な、何この格子型の堤体っ?どーいうことよ??」って。
…正直な話、最近『ダム萌え』という言葉に少し疑問を持ち始めていましたが、
うん。これは確かに萌えた!久しぶりにときめきました♪
て言うか今の自分にはまだこのダムは刺激が強すぎるな…。
衝撃過ぎて思わず一人興奮しながら見入ってました(笑)

※遮水壁(上流側)の様子
…と言うことでさっそく『バットレスダム』の説明をしていきたいのですが、
要は…
水を堰き止める遮水壁を、
鉄筋コンクリート製の柱と梁を格子状に組み合わせた扶壁(バットレス)で支えているタイプのダム
ということです。
わかりやすく例えるなら、
仕切りを頑丈な杖を何本も使って支えている感じでしょうか?
これは大正から昭和のはじめに、
高価なコンクリートを節約する為に採用されたダム型式ですが、
現在において日本に存在する『バットレスダム』は何と6基のみ!
その中でも昭和6年に竣工されたここ丸沼ダム(…改修暦はあり)は、
その希少価値や規模などを認められ、国から『重要文化財』の指定も受けています!!
う~ん。“先人の知恵”ってのは凄いですね☆

※バットレス(下流側)の様子
…これで先程の遮水壁をがっちり支えている訳ですね♪
柱と梁で支えているのが『バットレス』
堤体の中身がカラなのが『中空重力式』
どちらも作られた経緯(…コンクリートコストの削減)は似ていますが、
現在においてはコンクリートも比較的安価となり、かえって手間もかかってしまうので、
これらの型式のダムが新しく建設されることはもう二度とないと思います。
そういう意味でも、
歴史と技術が凝縮されたこの丸沼ダムは本当に価値ある建造物だと思いますね!

※天端(ダムの頂上部)の様子
…さて。小難しいお話はココまでとしましていつものダム紹介です。
天端は残念ながら通行禁止でした…。
って、この欄干じゃ自由に人が出入りできても危険ですが(笑)

※ダム湖(丸沼)の様子
…このダムは『丸沼』と『大尻湖』(どちらも堰止湖)のちょうど中間地点に建てられ、
すぐ下流側が大尻湖になります。
丸沼周辺には温泉宿やスキー場などもあるそうで、
年間を通じては、釣りやハイキングを楽しむ方などでなかなか賑わっているとのことです♪
こんな高原でレジャーってのも気持ち良さそうだなぁ…。

※ダム入口付近の様子
…さて。機会があれば一度は見てもらいたい丸沼ダムの場所ですが、
栃木県日光市から群馬県沼田市に抜ける国道120号線沿い、
通称『日本ロマンチック街道』沿いから堤体のそばまで行くことができます。
この写真の看板が目印で、
ここを曲がるとダム案内板とちょっとした駐車スペースがあるのですが、
調子に乗るとスピードが出やすい道でもあるので、うっかり見落とさないように注意注意!!
まぁ道中はドライブをしていて気持ちのいい場所ですので、
ゆっくり景色を楽しみながら立ち寄ってみるのも良いかも知れませんね♪
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