まんが日本昔“大町ダム”ばなし
今回は緊急特別企画としまして、
とあるダムの周辺地域に伝わる伝説を紹介させて頂きたいと思います♪

…今回お伝えするのは、長野県大町市にある『大町ダム』周辺にまつわる伝説。
この話は大町ダムの天端・高欄に掲げられていたボードで紹介されていたものです。
ではさっそく、こちらのイメージ図(ダム下流域)を踏まえて始めていきたいと思います☆

※イメージ図
『泉小太郎のはなし』
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ここから見える、あの大町や安曇の平地は、大昔は湖だったそうです。
それは、下流の山清路というところで、川が大岩で堰きとめられていたからです。
その頃、湖に住んでいた龍が、八伏山の麓の泉というところで赤ちゃんを産みました。
泉小太郎と名付けられたその赤ちゃんは、放光寺山のかたわらの農家で育てられました。![]()
たくましく育った少年は、母龍にたのんで山清路の大岩を崩し、
この湖の水を流そうと考えました。
そして、母を探してここまで来てとうとう会うことができました。
それがダムの下流、左岸に見える尾入沢だといわれています。
小太郎の願いを聞いた母龍は、小太郎を乗せて東に向かってまっしぐらに大空を飛びました。![]()
山清路に来ると、母龍は小太郎を乗せたまま大岩に向かって何回も何回も体あたりして、
神通力でとうとう大岩を突き崩しました。
水は谷を流れ下って、新潟の方へ流れて行きました。
そして安曇の湖は、今のような豊かな土地に変わったといわれています。
※以上、大町ダム天端の掲示物より引用させて頂きました。【めでたしめでたし】
…う~ん。大町ダム周辺にはこんな伝説が残されていたのか。

…で、小太郎は一体何をしたんだ?www
とりあえず、岩を崩す『企画立案』と『親への口利き』かな?
まぁ母を探すのに苦労したんだろうけど、
これだとかなり省略していて、そう思いたくもなりますよね?w
…ちなみに大町ダムはこの伝説を大プッシュしていきたいらしく、

…ダムのマスコットキャラクターもこんな感じでございます♪
可愛いけど、だいぶデフォルメ化されたなぁw

…ダム湖の名前もずばり『龍神湖』と、徹底した熱の入れ様!
もう大町ダムの中ではちょっとした『小太郎ブーム』です。
…でも何か良いですよね?
こうやってその土地に伝わる話がいつまでも語り継がれていくっていうのは。
こういう話って小学生の時なんかによく学校で教わっても、
年を重ねるに連れてどんどん忘れていってしまいますもんね?

その土地に生まれ、その土地を伝える。
地域と共に生きる大町ダム
その規模もさることながら、それ以外でも大変魅力的なダムでした!
…機会があれば是非もう一度訪れてみたいなぁ☆