ダム巡りダイジェスト【2011年10月22日・23日】『東北ダム巡りツアー・後編』
て言うかさ、
山の天気ってホントに変わりやすいよね?
…あ、【前編】の続きです。
早朝は晴れ間が見えていた北上市も、
出発する頃は天気予報通り、雨が降ったり止んだりのどんよりした空模様となっていました。
昨日は胆沢ダム→石淵ダムとロックフィルダムが2基続きましたが、
今日はなんと日本に12基しか存在しないというこんな珍しい型式のダムからスタートです♪
【3基目】
湯田ダム(重力式アーチダム・岩手県西和賀町)

…『重力式アーチダム』というのは、
その名の通り“アーチのフォルムをした重力式コンクリートダム”のことで、
構造的には“両サイドの岩盤の力と自らの重みで水を堰き止める”という、
美しさと力強さを両方堪能できる何とも得した気分になれるダムですw
と言っても別に最初から狙ってこの型式にした訳ではなく、
当初は『アーチ式コンクリートダム』の予定だったのですが、
建設時に地盤的な問題が発覚し、今の型式に変更されたそうです。
これまで自分が訪問してきたダムの中だと、
埼玉県秩父市の『二瀬ダム』なんかもこの重力式アーチという型式でしたね☆
ちなみに竣工は1964年。
建設中の胆沢ダムは別として今回訪問のダムはどこも年季の入った所ばかりです。

…ここ湯田ダムでもダム関係者様のご好意で堤体内(監査廊)の見学ができました♪(写真上部)
ダムの内部は確かに涼しいのですが、
湿度と階段の上り下りが多い移動で結局暑い思いをしたかな?w
写真右上はなんと“コンジットゲート室”(常用洪水吐)での様子です!
監査廊は見る機会があっても、ここまで立入ることができるのはなかなかおいしかったですね♪
ダム湖(写真左下)の名前は『錦秋湖』
周辺の山々はちょうど色づき始めた位で、
もう少し経てばその名前の通り、紅葉で美しい景色を見せてくれるのではないでしょうか☆

…ちなみに堤体直下から見上げるよう臨むこともできたのですが、
新しいカメラを使いこなすことがでなかったので省略します。テヘッ☆
尚、この写真では良い感じに青空が広がっていますが…

…数分後にはこの有り様!!
この日はホント罪作りな天候でした。
【4基目】
田瀬ダム(重力式コンクリートダム・岩手県花巻市)

…さて今回の東北ダム巡りツアー、最後に訪問したのがこちら『田瀬ダム』でございます♪
あ!ここまでかなり簡単に書いてますが、
ダム一箇所につき3時間位滞在していましたので実際はかなりのボリュームですw
ちなみに先程の湯田ダムに居た時、カメラの予備バッテリーを取りに途中でバスに戻ったのですが、
バスの運転手さんは「みなさんホントにダムが好きなんですねぇ…」と
ほとほと呆れていました。
…まぁ“ダムの駐車場で何時間も待機”なんて指示は滅多に無いですよねwww

※天端より中秋の下流域を臨む
田瀬ダムは国直轄ダム第1号として昭和16年に着工したそうですが、
太平洋戦争の激化に伴い3年後に工事は一度中止に。
戦後、台風による周辺被害を考慮し更に大きくした上で昭和29年に完成したという、
なかなか波乱万丈な一途を辿ってきたダムです。
ここでもダム関係者様のガイドの元、
監査廊の中を見学したり、普段では立入ることができないダムの下流直下まで足を運ぶことができました。

…まぁ真面目(?)に話を聞いている合間でも
ここら辺はきっちりチェックしてたりしましたがw
龍が選ばれた由縁は面白いけど、
ネーミングが“まんま”ですね、タセくん☆

…こちらは堤体内の管理用で使われているケーブルカーです。
普段はダムの外観だけで満足してしまうので、
“監査廊に入った”ということでもう十分になってしまうのですが、
今回のツアーで内部を“普通に”歩き続けていくにつれ、
こういった設備一つ一つにも興味が湧いてきたような、湧いてこなかったような…w
今回はかなり特別だったのは承知ですが、
実際にもっとこういう機会を増やして“多くの人に広く公開してあげて欲しい!”としみじみ思いました。
て言うか、
ダムの役割や必要性を伝えるのであれば、
言葉だけじゃどうしてもわからない部分も多いですからねぇ…。

※ダムカードの様子
…あとこれは今回全てのダムで共通していたことですが、
堤体直下に行くと(自分も含め)皆さん全員“ダム大撮影会”となっていましたwww
やっぱりこのアングルからがみんな見たいんですよね☆
中でもここ田瀬ダムはどうしても木が立ち塞がって皆さんかなり苦戦されていたご様子。
「まぁいいさ…て言うか今回はお腹いっぱいだよw」
木が植えてあるのも、立ち入り禁止なのもきっと何か理由があるのだろう…。
最近そうとも思えてきた自分はそこまで熱心になれる皆さんに感服しつつ、
帰りの道中でベストアングルのダムカードを眺めながら帰路に着きました。
以上、『東北ダム巡りツアー』の自分的なダイジェストでございました☆
いや~。散々言ってきましたが、
本当に貴重な体験だらけで、
自分にとっては忘れることのできない素敵なダム巡りができたと思います!
…ま。でも先程も話しましたが、
ぶっちゃけ今回はかなり特別扱いだよなwww
こういう体験がいつでもできる訳なんかありえないし、
実際は個人で訪問して頼んでも大体断られるだろうし…。
だからこそこのツアーに参加した意義ってのも十分あるけど、
じゃあこれに参加する機会が無かった多くのダム好きの人は実際に見ることができないのか?…て話よw
う~ん。いつ行ってもこういう体験ができれば良いのになぁ…。
現実的に難しいのはわかりますが、
せめてもっと開放する機会・条件を増やして欲しい!
今回のツアーに参加できた喜びと同時に、一方ではそう思っていたりもしたのでありました。
…さてと。次はどこのダムに行ってみよっかな~☆
山の天気ってホントに変わりやすいよね?
…あ、【前編】の続きです。
早朝は晴れ間が見えていた北上市も、
出発する頃は天気予報通り、雨が降ったり止んだりのどんよりした空模様となっていました。
昨日は胆沢ダム→石淵ダムとロックフィルダムが2基続きましたが、
今日はなんと日本に12基しか存在しないというこんな珍しい型式のダムからスタートです♪
【3基目】
湯田ダム(重力式アーチダム・岩手県西和賀町)

…『重力式アーチダム』というのは、
その名の通り“アーチのフォルムをした重力式コンクリートダム”のことで、
構造的には“両サイドの岩盤の力と自らの重みで水を堰き止める”という、
美しさと力強さを両方堪能できる何とも得した気分になれるダムですw
と言っても別に最初から狙ってこの型式にした訳ではなく、
当初は『アーチ式コンクリートダム』の予定だったのですが、
建設時に地盤的な問題が発覚し、今の型式に変更されたそうです。
これまで自分が訪問してきたダムの中だと、
埼玉県秩父市の『二瀬ダム』なんかもこの重力式アーチという型式でしたね☆
ちなみに竣工は1964年。
建設中の胆沢ダムは別として今回訪問のダムはどこも年季の入った所ばかりです。

…ここ湯田ダムでもダム関係者様のご好意で堤体内(監査廊)の見学ができました♪(写真上部)
ダムの内部は確かに涼しいのですが、
湿度と階段の上り下りが多い移動で結局暑い思いをしたかな?w
写真右上はなんと“コンジットゲート室”(常用洪水吐)での様子です!
監査廊は見る機会があっても、ここまで立入ることができるのはなかなかおいしかったですね♪
ダム湖(写真左下)の名前は『錦秋湖』
周辺の山々はちょうど色づき始めた位で、
もう少し経てばその名前の通り、紅葉で美しい景色を見せてくれるのではないでしょうか☆

…ちなみに堤体直下から見上げるよう臨むこともできたのですが、
新しいカメラを使いこなすことがでなかったので省略します。テヘッ☆
尚、この写真では良い感じに青空が広がっていますが…

…数分後にはこの有り様!!
この日はホント罪作りな天候でした。
【4基目】
田瀬ダム(重力式コンクリートダム・岩手県花巻市)

…さて今回の東北ダム巡りツアー、最後に訪問したのがこちら『田瀬ダム』でございます♪
あ!ここまでかなり簡単に書いてますが、
ダム一箇所につき3時間位滞在していましたので実際はかなりのボリュームですw
ちなみに先程の湯田ダムに居た時、カメラの予備バッテリーを取りに途中でバスに戻ったのですが、
バスの運転手さんは「みなさんホントにダムが好きなんですねぇ…」と
ほとほと呆れていました。
…まぁ“ダムの駐車場で何時間も待機”なんて指示は滅多に無いですよねwww

※天端より中秋の下流域を臨む
田瀬ダムは国直轄ダム第1号として昭和16年に着工したそうですが、
太平洋戦争の激化に伴い3年後に工事は一度中止に。
戦後、台風による周辺被害を考慮し更に大きくした上で昭和29年に完成したという、
なかなか波乱万丈な一途を辿ってきたダムです。
ここでもダム関係者様のガイドの元、
監査廊の中を見学したり、普段では立入ることができないダムの下流直下まで足を運ぶことができました。

…まぁ真面目(?)に話を聞いている合間でも
ここら辺はきっちりチェックしてたりしましたがw
龍が選ばれた由縁は面白いけど、
ネーミングが“まんま”ですね、タセくん☆

…こちらは堤体内の管理用で使われているケーブルカーです。
普段はダムの外観だけで満足してしまうので、
“監査廊に入った”ということでもう十分になってしまうのですが、
今回のツアーで内部を“普通に”歩き続けていくにつれ、
こういった設備一つ一つにも興味が湧いてきたような、湧いてこなかったような…w
今回はかなり特別だったのは承知ですが、
実際にもっとこういう機会を増やして“多くの人に広く公開してあげて欲しい!”としみじみ思いました。
て言うか、
ダムの役割や必要性を伝えるのであれば、
言葉だけじゃどうしてもわからない部分も多いですからねぇ…。

※ダムカードの様子
…あとこれは今回全てのダムで共通していたことですが、
堤体直下に行くと(自分も含め)皆さん全員“ダム大撮影会”となっていましたwww
やっぱりこのアングルからがみんな見たいんですよね☆
中でもここ田瀬ダムはどうしても木が立ち塞がって皆さんかなり苦戦されていたご様子。
「まぁいいさ…て言うか今回はお腹いっぱいだよw」
木が植えてあるのも、立ち入り禁止なのもきっと何か理由があるのだろう…。
最近そうとも思えてきた自分はそこまで熱心になれる皆さんに感服しつつ、
帰りの道中でベストアングルのダムカードを眺めながら帰路に着きました。
以上、『東北ダム巡りツアー』の自分的なダイジェストでございました☆
いや~。散々言ってきましたが、
本当に貴重な体験だらけで、
自分にとっては忘れることのできない素敵なダム巡りができたと思います!
…ま。でも先程も話しましたが、
ぶっちゃけ今回はかなり特別扱いだよなwww
こういう体験がいつでもできる訳なんかありえないし、
実際は個人で訪問して頼んでも大体断られるだろうし…。
だからこそこのツアーに参加した意義ってのも十分あるけど、
じゃあこれに参加する機会が無かった多くのダム好きの人は実際に見ることができないのか?…て話よw
う~ん。いつ行ってもこういう体験ができれば良いのになぁ…。
現実的に難しいのはわかりますが、
せめてもっと開放する機会・条件を増やして欲しい!
今回のツアーに参加できた喜びと同時に、一方ではそう思っていたりもしたのでありました。
…さてと。次はどこのダムに行ってみよっかな~☆
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