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堰堤どうでしょう 【山口ダム】

山口ダム (埼玉県) 【やまぐちだむ】

yamaguchi01.jpg
(2011年1月30日訪問)

【データ】
所在地 : 埼玉県所沢市
河川名 : 多摩川水系多摩川
型式 : アースダム

堤高(ダムの高さ) : 33.5メートル
堤頂長(ダムの長さ) : 716メートル

ダムカード : なし
駐車場 : あり

所沢市の一口メモ : 自転車のペダルの生産量が世界一らしい…


【独り言】
ダム巡り中の移動手段と言えば専ら(て言うかほとんど)自動車な自分ですが、
ここは数少ない電車で訪れたダムの一つ。
仕事を含む日常生活でも車を運転しない日はほぼ無いなので、
たまには公共交通手段のみを利用したダム訪問というのも新鮮な気分を味わえるものです。

…まぁ何たって帰り途中で呑み屋にも寄れるしね(笑)
ダム見物の余韻に浸りながら一杯ひっかけていくってのもまた一興かと思います♪


【どんなダム?】
限りなく東京に近い埼玉の東京のダム

…今回紹介させて頂く山口ダム(山口貯水池)は位置こそ埼玉県所沢市となりますが、
その実態は東京都水道局が管理する上水道水専用ダムだったりします。
ということでダムで見かける看板などにはことごとく東京都の文字やマークが入っているので、
ダム敷地内にいても“所沢にいるというよりは都内にいるような錯覚に陥る”のは自分だけでしょうか?
まぁ地図で見ても県と都のほぼ境界のあたりではあるのですが…。

あ。話は全然変わるけど、

東京ディズニーランドは東京っぽいけど、
東京ドイツ村は東京っぽくもドイツっぽくもないよね?(…ローカルネタです。すいませんwww)




yamaguchi02.jpg
※西武鉄道・西武球場前駅

…冒頭で「電車で訪れた」と話しましたが、
山口ダムへの最寄り駅は西武鉄道の『西武球場前駅』で、ここから徒歩15分位の場所にあります。

都心からのアクセスも非常に良く、
地図を見る限りだとこのダムとすぐ近くにある『村山上ダム』『村山下ダム』(東京都東大和市)の3基が
都心から一番近くて訪れやすいダムなんじゃないかな?


yamaguchi03.jpg
※ダム周辺で見かけた看板

…ちなみに西武球場前駅は、
球場(現ドーム)が完成する1979年の3月までは『狭山湖駅』という名称だったそうな。
そしてこの『狭山湖』こそ実はダム湖の名称なんですね。

ちなみにここではダム便覧でも使われている『山口ダム』という呼称で紹介していますが、
正式名称は『山口貯水池』で、こちらや『狭山湖(ダム)』の方が一般的に通じるものだと思われます。


yamaguchi04.jpg
※堤体(下流側)の様子

…堤体自体は一見どこにでもあるようなアースダムかも知れませんが、
何と言っても法面に沿って歩行者通路が整備されているのが嬉しいですね♪

また堤頂長は700メートル以上と非常に長く、
トップの写真を見てもわかるよう遠目から見るとなかなかの迫力も感じられます。


yamaguchi05.jpg
※堤体(上流側)の様子

…これは後ほど簡単に説明しますが、
上流面・下流面共に“非常になだらかな傾斜をした堤体”がこのダムの特徴と言えるのではないでしょうか。

あ。この湖岸に点々と見えるのは全部カモです!
ダムサイトの案内板によると狭山湖には多くの水鳥が集まってくると紹介されていたのですが、
それにしても一箇所に集まりすぎだろ(笑)


yamaguchi06.jpg
※天端(ダムの頂上部)の様子

…天端はこんな感じで一直線にピャーってとこかな?(意味不明)
ダム周辺は『狭山自然公園』の中にあるということで、
ダムサイトも非常に良く整備され、多くの人が散歩や憩いのひと時を過ごす為集まっていました。

“上水道水専用のダム”と言うと比較的ガードが厳しい所が多いと思われますが、
ここはそんなことは微塵も感じさせないほどのんびりとした雰囲気だったと思います。
何かこういう気軽にやって来れて、多くの人に親しまれているダムって好きなんだよなぁ♪


yamaguchi07.jpg
※ダムサイトで見かけた説明板より抜粋

…さて。ではここで簡単にダムの歴史と言うか経緯を紹介していきたいと思います。

この図はダムが竣工した1934年(昭和9年)当時の写真なのですが、
先程まで見たきた現在のダムの光景とは結構変わっていると思いませんか?
何というか厚みが増したと言うか…。

そうなんです。実は山口ダムでは平成に入ってから一度堤体の補強工事が行われており、
当時よりも天端の幅も堤体積も増したという過去があったりします。(平成10年着工・14年完成)
これは平成7年に襲った『阪神・淡路大震災』をきっかけに耐震性を高める為の工事だったのですが、
既設のアースダムに耐震補強工事が施された例はそれ以前にはなく、世界初の試みだったそうです。

また過去に遡ると第2次世界大戦中には堤体を爆撃から守る為、
“耐弾層”と呼ばれる石とコンクリートの層が施工されたという経緯もあります。
そしてその際にはこの図に見られる天端の親柱と高欄は耐弾層の中に埋まってしまったとのこと。

いやはや。“都民の水がめ”を守る為、色んな経歴がこのダムにはあるんですねぇ…。


yamaguchi08.jpg
※ダムサイトの一角にて

…ではその耐弾層ですが、これは平成の耐震工事の際に撤去されたそうで、
その中より親柱(照明と避雷針の役割)と高欄(手すり)は再び姿を見せることに。
現在ではその一部がダムサイトの一角に移設・展示してあります。

うーん。一度埋まってしまった物がこの状態のままで残っていたというのも凄い話ですよね!

とりあえずここまで小難しい話が長くなってしまいましたが、
調べてみると色んなエピソードが出てくる、非常に興味深いダムだとは思いました。


yamaguchi09.jpg
※天端から直下を臨む

…方角的に正面に見えるのは所沢の市街地かな?
ダム周辺は住宅街に囲まれ、アーバンなイメージが印象に残りました。


yamaguchi10.jpg
※ダム湖(狭山湖)の様子

…ダム湖は非常に広大で、アースダムとしては貯水容量が全国4位とのことです!
遠くに見える取水塔は似たような西洋風の小洒落た物がもう1基…合計2基設置されていました。
また訪問時もうっすらとだけ見えたのですが、更に遠くには富士山の姿を臨むこともできます。

て言うかマジでカモの数すげぇな、ここ…。


yamaguchi11.jpg
※湖畔で見かけた碑

…さて。ここまで紹介してきた山口ダムですが、
石原都知事は『五風十雨の味わい』という言葉で表現しています。

うーん。“味わい”かぁ…。
やっぱ文学に秀でた方だとこういう感覚(言葉回し)になるのであろうか?

ちなみに『五風十雨』とは、
“五日に一度風が吹く、十日に一度雨が降る”ということから、
“気候が順調”すなわち“世の中が平和”という意味だそうです。もちろん今初めて知りました(汗)

でも何か良い言葉ですよね☆

このダムもいつまでも豊かな水と憩いの場を提供し続けて欲しい。
…その為には震災や混乱もない平和な世の中であることが一番ですもんね!



【…そんな山口ダムへのアクセスはこちら】

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ジャンル : 地域情報

tag : ダム 埼玉県

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