ダム巡りダイジェスト【2012年10月21~23日】『霜降の函館界隈遠征』その4

その3からの続きです】

【4基目:美利河ダム@今金町】(初訪問・今年通算105基目)
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※かつてこの地は海だった!(ダム建設時にはピリカカイギュウ(ジュゴン目)の化石も発見されている)

…続いてやって来ましたのはこちら。今金町にあります『美利河(ピリカ)ダム』でございます♪
先程までいた“ちょっとアレだった”駒ヶ岳ダムからは高速道路を使っておよそ90分位かかったかな?
いやー。今回の“函館界隈ダム巡り遠征”では、
前日に訪れた笹流ダムと、ここ美利河ダムが目的だったと言っても過言ではないので、
到着するなり胸がキュンキュン弾けてどうにかなってしまいそうでした! …うん。それは言い過ぎだけどな。

うーん。それにしてもこのネーミングが良いじゃあないですかっ?ピリカだよ!ピリカ!
“名前だけ聞いて素敵そうなダムランキング”を作るなら、オレの中では確実に1位ですよw
ちなみに“ピリカ”とはアイヌ語で“美しい”という意味らしいのですが、
別にダムの為に名付けられた訳では無く、このダム周辺の地名が始めから『美利河』というそうです。
なんかロマンチックでいいよなぁ…☆

あ。一応言っとくけど、
オレって意外と乙女チックなんで、そこんとこ夜露死苦!

…じゃあさっそくバリバリ見てっから!おまいら振り落とされんなよ!


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…と、その前に。まずは管理事務所にてダムカードを頂いてきました♪
カードの裏の“こだわり技術”を見ながらダムを見るとまた格別なんですよねー?これが!
今回のダム巡りではこの1枚が唯一ゲットしたダムカ…こいつはいいお土産になったよ。

カードを貰う時は、最初はインターホンを押してもなかなか職員さんが出ず、
出てきてもちょっとアレな対応で「…感じ悪っ!」って思っていたのですが、
それでもめげずに“ナイス撮影ポイント”を尋ねると親切に教えて頂くことができ、大変ありがたかったです☆

あと、ここではダムの一般用パンフと子供向けパンフもゲット!
子供向けパンフ…ダムのことを手っ取り早く知るにはこれが意外と役に立つんですわw
…漢字も少ないしね☆


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…では順を追ってダムの方を見ていきましょう。こちらは堤体(下流側)の様子です。
立禁表示も特に無かったので茂みをかき分けて進んで行くと、こんな目の前まで近づくことができました!
いやはや。見事なまでに“横長ダム”ですねぇ。


pirika04.jpg

…続いては堤体の上流側。
実はこのダム、写真では見ることができませんがローラーゲートの色が鮮やかなピンクだったりします!
うーん。何ともファンキーだよなぁwww


pirika05.jpg

…ダム湖(ピリカ湖)の様子です。
湖岸の一部はコンクリートによる遮水施工が成されてました。
ダム湖の周囲は道路も整備されていて、車で一周できるそうです。

ところで。どうしてダムの名前は漢字表記で、こっちはカタカナ表記なんだろ?


pirika06.jpg

…天端から臨む下流域はこんな感じ。
周辺に高い山が少ない為か視界が相当広がり、開放感も存分に味わえますよ♪
ここまで4基回ってきていますが、自分的にはここが一番“北海道らしい”ダムって感じがしましたね!


ということで、美利河ダム見学も一通り終了。
では時間もありますので、そろそろ次のダムに行ってみましょうか。

次は来た道を引き返し南下。北斗市の大野ダムへと向かうことにしました!

【その5に続く】















…で、終わると思うじゃん? いつもだったらね。

この際だからはっきり言っておくが、

甘いよ!
ピリカはこれからがパーティータイムなんだよ!!!!



pirika07.jpg

…な?ピッコロいただろ?(色的な意味で)

そう!魔王を倒したら、大魔王が出てくるのが定説なんですよ!
て言うかコイツどうすんだよwww


……。


…ま、まぁ美利河ダムをご存知の方には白々しい茶番劇で申し訳無かったのですが、
このダムの型式はずばり『重力式コンクリート・フィル複合ダム』
その名の通り、“重力式コンクリートダムとフィルダムが連なって1基のダムを成している”という訳で、
つまりさっきまで見てきたのはなんと、
このダムのまだ半分…コンクリートダムの部分のみって話なんです!
(…だからダムカの記号の『G+F』とは“重力式(Gravity)とフィル(Fill)”ってことだよね☆)

ま。重力式コンクリート・フィル複合ダム(『コンバインダム』とも呼ぶ)は何もこのダムに限らず、
国内には例えば福島県の『大川ダム』などまだ何基か存在するそうですが、
じゃあどうして今回の旅で美利河ダムを目的地に選んだのか?

答えはずばり、その“堤体の長さ”なんです!


pirika08.jpg

…堤頂長、まさかの1480メートル!

もうヤバくないですか? もはや「どうしちゃったの?君?」って話ですわ!
て言うか、これだけ“引き”で撮っても全体が撮影できないとかwww

当たり前ですが、天端の上を1往復したら3キロ弱歩くことに…(もちろん歩いたけどね♪)
正直な感想を言うとこのダムに関しては、
どこからどう見ればよいのか、自分にはさっぱりわかりませんでした!
ぶっちゃけ、手当たり次第撮影してたっけなぁw


pirika09.jpg

…ちなみにこちらが気になるコンクリートダムと(ロック)フィルダムの“切れ目”の部分です。

とりあえず“アホみたいに長い”と言うのはお解かりになって頂けたかと思いますが、
その内訳的には、コンクリート部分が755メートル、フィルダム部分が725メートルです。
いやはや。イメージ的にはフィルダムの方が長そうな感じもしますが、これは意外でしたね!

参考までに他のダムと比べてみますと、
日本で一番有名な富山県の『黒部ダム』が長さ492メートルで、
重力式コンクリートダムの中では国内一の長さを誇るのが群馬県の『下久保ダム』で605メートルですから、
美利河ダムのコンクリート部分だけで755メートルというのは凄まじいものですよね?


pirika10.jpg
※天端の様子(コンクリート部とフィルダム部で舗装の風合いや高欄なんかも異なっていた)

…ではおさらいも兼ねてここでダムのスペックなどを紹介。

美利河ダムは、
1991年に完成した北海道開発局建設部(国交省)が管理する重力式コンクリート・フィル複合ダムで、
高さが40メートル、長さが1480メートル。
ダムの役割としては、洪水調整・河川維持等の不特定用水・かんがい用水の確保・発電です。

この型式のダムとしては国内1位の長さを誇り、全てのダム型式を含めても国内4位の長さ。
まぁとは言っても、
更に上位の3基は“池の周囲をぐるっと囲う感じのアスファルトフェイシングダム”などですので、
ダムらしいダムという意味では実質国内1位と言っても良いのではないでしょうか?


pirika11.jpg

…ちなみに河川名も長い!

初見ではちょっと読めないのではないかと思われる『後志利別川』(しりべしとしべつがわ)ですが、
この看板に書いてある英語表記が大変なことになってますw
『SHIRIBESHITOSHIBETSU RIVER』…なんかカッコいいわー!

尚、この川は国交省が一級河川を対象に公表している“水質ランキング”において何度も日本一に輝いており、
昔は川底の砂金までが見えるほど美しく澄んだ川だったそうです!
まさに“ピリカ”の地に相応しい川と言えるのではないでしょうか☆


pirika12.jpg

…そして案内板も長い!

うん。それだけ…ホントそれだけなんだよ。スマンw


pirika13.jpg

…最後はこれ!魚道がめちゃくちゃ長い!

『魚道』というのは要は、
ダムの完成によって遡上・降下できなくなった魚の為に作られた“通り道”のことで、
これが設けられているダムというのも結構少なくないのですが、
ここ美利河ダムの魚道は2.4キロと日本一の長さ!(計画では6キロまで延長)

まぁ堤体の長さを考えるとそれ位の長さにもなるのでしょうが、
美利河ダムってのは日本一のものが多くて本当に見ごたえが満載ではないでしょうか?


pirika14.jpg

…また。直下の広場にはこのような魚道を行く魚を観察する窓も設置されていました。
訪問時も沢山の魚が遡上する光景を見ることができたのですが、あれは鮎だったのかな?

ともかく、このような施設を見たのはこれがもちろん初めて!
いいもん見させてもらったわー♪


pirika15.jpg
※自由に散策した結果がこれだよ…

…てな感じで“長い尽くし”の美利河ダムでしたが、
感想としては途中でも言いましたが、
「見どころが多すぎて逆に困っちゃう!」ってところでしたねw
まぁもちろんこれは“良い悩み”だったんですが。

とりあえず、
美利河ダムは期待をはるかに越えるものでした!

…ちょっとこのダムに関してはこの場で書ききれない部分が多いので、
いつか延長戦として個別で特集記事でも書いてみたいと思います。(広すぎて見落としも結構ありそうですが…)


「うーん。昨日の笹流と言い、今日の美利河と言い、ナイスダム巡りができてるなー♪」

では名残惜しい気もしますが、
最近は日が暮れるのも早くなってきているのでそろそろ函館方面に戻っていきましょうか…。
次は来た道を引き返し南下。北斗市の大野ダムへと向かうことにしました。

大野ダムではまさかの展開!?
ま。察しはつくかも知れませんが、ここでは久しぶりのアレでしたよっとwww


その5(最終回)に続く】

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※訪問時のトラブル等は自己責任でお願い致します。





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