ダム巡りダイジェスト【2012年12月23日】『歳末・鴨川スペシャル』その2

その1からの続きです】

【修行? …いいえ。ダム巡りです】
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ぜんぽうにみちがつづいているようだ おくにすすみますか?

     はい
→ いいえ


…あ。嘘ですw
さて、覚悟はいよいよつきました!第1袋倉ダムでのひと時の休息を済ませ、
次はいよいよ今回の真の目的地…第2袋倉ダムへと立ち向かうことにしましましょう。
て言うか、もうここまで来ちゃったら開き直って突き進まなきゃ嘘ってもんでしょ?レッツゴー!レッツゴー!

………。

とは言うものの…はぁ…
今回の袋倉訪問をするにあたって予習に予習を重ねた結果、自分が想像していたのは…
第1ダムまでの道のりが“小悪魔”と例えるなら、
そこから第2ダムまでの道のりは“暗黒大魔王”そのもの!
いくらこの近くに未訪問ダムが鎮座しているとは言え、正直乗り気にはなれません。

ま。一応自分もダムの魅力に毒された一人…何だかんだ言っても進んじゃうんだけどさ。悲しいけどw

ということで、第1ダムを発つとしばらくは写真のようにダム湖に沿った形で道が続きます。
途中には山から土砂水が流れ、道が“プチ川”で分断されている箇所があったり…。
ここまでの道のりで多少の抵抗力が付いたせいか、もうこれ位では何とも思いませんw

昔はひ弱な都会っ子だった僕も、
ダムのおかげで着実に逞しくなっているようです。
(ホント、嫌になるくらい健康だわwww)


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…更に進むと木々の陰で薄暗い林道へと突入。
まぁ“第2ダムまでは車で行くことはできない”というのは前回お話させて頂いた通りなのですが、
とりあえず第1ダム到着の直前あたりから第2ダムまでは、
基本的にこういった未舗装の林道が続いていると思って頂ければよいかと思います。

ま。この写真だけ見ると本当に楽勝でダムまで辿り着けそうな感じもしますが、
こういう道をひたすら進むというのは結構体力的に…そしてそれ以上に精神的にぐったりくるんですわ。
うん。まぁ体力的というのは個人差も必ずあるのでしょうが、
精神的っていうのは要は、この“足元が悪くて暗い静寂の中をどれだけ耐えられるか”って問題ですよねw

これは自分が実際に訪問してみたから言えるアドバイスなのですが、
もし第2袋倉ダムまで訪問するのでしたら、
お友達やご家族をお誘い合わせの上やってくるのも良いかも知れませんね。
…いや。こういう所だからこそ話し相手が居るとかなり気が楽になると思うよ。

ま。俺クラスになると自然の中を歩く時は、
いつも草花や小鳥さん達に話しかけながら移動しているんで、
全然寂しくないんだけどさ。

………。

「しかしさっきからこの道、本当に歩きづらいよなぁ。まったく…」


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「…まぁ!大きいあんよ!」

…じゃなかった。
道中は最近雨が降ったかどうかは知りませんが、非常にじゅんわり湿地テイスト☆
ご覧の有様でズッボズボやで!ズッボズボ!
場所によっては360度全方向…どこを歩いても田んぼの中みたいな場所もありました。

いやはや。今回は靴を選んできて本当に良かった…。
ここは自分のように登山靴、もしくは歩きやすい長靴を履いてくることを強く推奨します!
間違ってもハイヒールとは避けるべきだよな。うん。
ま。こういう所を長く歩いていたせいか、帰りはズボンの裾が泥だらけで結構汚れてしまったが…(汗)

あと。事前情報ではダムまでの道のりは“蛭が多発”ということも知っていましたが、
それも痛いほどよくわかる気がしましたね。こんな多湿な泥道…まさに蛭の温床だと思いますもん!
自分のように蛭は発狂してしまうほど無理という方は、
やっぱ訪問するなら秋以降…冬がベストなんじゃないかなーって。


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「うーん。いつになったら辿り着くんだろ…」
…段々精神的にもぐったりしてくる。
時間にしては第1ダムを出発し、まだそこまで経っていないはず…。
だが、この酷道を歩いていると何だか物凄い時間が長く感じてきた。
まぁ移動に関してのみ言えば、決して楽しい訳では無い…むしろ苦痛ですからねぇwww

…ん?

しばらくすると前方が全て木々で覆われた場所に出てくる。
もはやそこは酷道でもなんでも無い…ただの林の中だった。
ヤバイ!一本道の筈だと思っていたのにいよいよ遭難してしまったか!?

富士の樹海じゃないが、こんなとこを進んでは今の自分…間違いなく方向感覚を失う!
普段生ぬるい生活をしている自分でも、さすがにここでは“野生の勘”が働く…

………。

「……よし。勇気ある撤退だ!帰ろう!今すぐ帰ろう☆」
…もうこいつときたらホントにダムまで行きたいのかどうなのかwww
でもね。別に罰ゲームで来ている訳でも、平家が源氏から逃れている訳でもない…
本当に無理だと思った時は早めに引き返して諦めをつけた方が良いと思うの。うん。

ということで第2袋倉訪問の件は無念ながらここまでってことで……

あーーーーーーーーーーっ!!!!!

引き返す途中にキョロキョロしてて何故道に迷ったかわかった!
ここ(写真の場所)で分岐になってたのかよっw

…実はあまりにも自然に溶け込みすぎて恥ずかしながら気付かなかったのですが、
ここは“道なり”とも思える左に進んでいたことに気付きました。
「は?じゃあダムまではここを右…さらに悪路へと突入するんすか……」

…ふぅ。ということで残念ながら…幸運なことにこの冒険は続行です!
何かこの瞬間、第2袋倉までの道のりは本当にげんなりするということを改めて身に沁みましたねwww


今考えれば、この分岐を右に進んだ時からがまさに“第2袋倉訪問の醍醐味”だと思う。
この先まもなく“例のアレ”が現れた…

そう!第2袋倉と言えば…


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「ちょwwwww 名物のトンネルキタコレ!!!!!!!!」

…うん。これはわからない方に説明しますと、
これまで第2袋倉ダムに訪れた方に感想を聞くと、
ほぼ100%の確率で話題になる噂のトンネルなんですw

この酷道から続く、暗くて小さい…中がどうなってるかさっぱりわからん謎のトンネルを抜けないと、
決してダムには辿り着くことができない…
いやはや。いよいよ秘境感漂って参りました♪
もはやそこには恐怖しか感じない…もう笑うしかありませんわな。

だが、もはや躊躇うことなんかできません!
これも先人の知恵をお借りし、既に懐中電灯はこちらに用意しております。

「さぁ!ここを無事に抜け出せば栄光が待っている…」
…こうなりゃ意地だわなw

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…いよいと手掘りチックな名物トンネル内に進入!
「暗い!寒い!怖い!もう帰りたい!」

…感想といえば、ただただダメ人間の四段活用のみwww
足元はぐちゃぐちゃ、トンネル自体のタッパもそこまで無いので、
ただでさえ風貌が怪しすぎるトンネル内も恐怖感マシマシです。
うん。出口はすぐそこに見えているのにかなり距離があるように感じる…
だからと言ってこんな所、走るのはおろか慎重に一歩一歩進まなければ何があるかたまったもんじゃない!
案の定、暗闇の中でもさっきから足がズボズボぬかるみに嵌っている。

あぁぁぁぁぁぁぁぁ…

ここってやっぱり夏場とかにきたらコウモリの一匹でもいらっしゃるんだろうか?
とりあえず蛭にはやられるだろうな、うん。

「ダムの為だ、ダムの為だ、ダムの為だ…」
…もはや念仏w 一歩の距離が伸びない中、恐る恐る前に進みいよいよ外に抜け出しました!


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「…きょ、今日はこれ位にしといたるわ!」

なんだろう?この“試合に勝って勝負に負けた”感覚。
数年前、ダムなんて興味の無かった自分だったら間違いなく半ベソ状態…いや、今もそうかw
トンネルを抜けるとそこはパラダイス…の筈があるわけも無く、
酷道…いや、ここまでくるともはや修羅の道が継続していました。

しかし、話によるとこのトンネルさえやり過ごしてしまえば第2ダムまでは目と鼻の先!
よし!後はゴールまでまっしぐらですぞ☆

「…もう何も怖くない!」
しかし、そう思ったそばから…

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「ぴゃあーーー!!!! マジ怖えぇw マジ怖えぇwww」

…はい。自分への試練はトンネルだけでは終わりませんでした。
暗闇を抜け待ち受けていたものはこの一見、何とも思えないような単管パイプで組まれた簡易的な橋!

こちらの橋には薄い鋼板が敷かれていたのですが、
この鋼板…実は非常に錆付いており、劣化のために所々に穴が開いてしまっていたり。
そしてそれに加えて、怪しい音を立てながらぶよんぶよんときしむという…。

まぁアレだ。
もし自分のことを知ってらっしゃる方なら納得頂けるかと思うが、
オレってば態度もでかけりゃ図体もでかい…まさにどうしようもない男ですからね。
ここはビビリの自分にとってはかなり精神的に苦痛となりましたわ。


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「さぁ、いよいよ着いたようだ…」

…“恐怖の橋”を過ぎると目の前に姿を現したのは手摺りが設けられた急勾配のスロープ(?)
ここからはダム本体は見えない。
だが確信した。きっとここを登りきった先には必ずや第2袋倉ダムがあるはず!

周辺の雰囲気、水が流れる音、そして何よりここまで培ってきたダム勘…

いよいよ今年最後の自虐プレイ…もとい、ダム巡りもエンディングが近づいてきたようです。
ここまで来れば先程までの“ぐちゃぐちゃ”“ヒヤヒヤ”“ぶよんぶよん”ももはや良い思い出。
思い出を胸に一歩一歩噛み締めながら登ります。

………。

…うん。こうやって書くとちょっと良い話へと展開しそうじゃん?
いやいやww
やっぱこの目でダムが見えるまで、
こんな所何があるかわかったもんじゃありませんからね!

むしろここまでの酷道で疲れ果て、こちとら放心状態だったってんだよ!まったく!
悪いけど最後まで気が抜けない…俺は袋倉に騙されないよ!


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「…はは……ははは」

ね?ほら言ったでしょ?
スロープ上には手摺りめがけて落下した巨大な石が…。
ええ、この障害物を乗り上げないと先には進めませんでしたよっと。

もう何があってもおかしくない…途中から薄々感じてはいましたが、
もうこれには流石のばっきぃさんも乾いた笑いが自然と出ていましたとさw


ち な み に、
ここまでこの文章からですと、さぞかし長時間大冒険をしてきたかのように感じられるかも知れませんが、
第1ダムを出発してしてからこの第2ダム目前までは時間にしておよそ30分弱くらい。
…言っても、決してそこまでは長距離・長時間って訳じゃないですよ(汗)

ま。自分の場合は途中で道に迷ったり、先へ進むことに躊躇ったりもしましたので、
そこら辺は個人差が大きいのでしょうが、うーん。実際の時間よりはかなり長いように感じたっけなぁ…。


さて皆様。ここまで大変長らくお待たせしました♪

一瞬ゾッとしてしまうような落石地点も越え、スロープを半分くらい登りきったその時!
遂に…遂に今回のお目当てのダムが木々の隙間からベールを脱ぎました!


20121223kamogawa32.jpg

「見えたっ!!!!!」

…そう!千葉はおろか関東でも指折りの秘境ダム!
“泣く子も黙る鴨川の最終兵器”『第2袋倉ダム』がっ!!!!!



その3(最終回)に続く】

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キターッ\(^o^)/

ばっきぃさん♪とうとう着きましたね~☆
例のトンネルを抜け悪路を踏破し無事ファイナルステージクリアですね(^o^;)
文中の「ダムの為だ、ダムの為だ、ダムの為だ~」がエヴァの主人公の碇シンジの名ゼリフ
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ~」と、重なってしまいました(笑)
こんな探検気分のダム巡りは、自分も今年の夏に地元にある‘幻のダム’沼本ダムを正面から見たくて干上がった津久井湖の湖底を探し歩き沼本ダムを正面間近に見れた時の感動に近いのかな~?
でも、第2袋倉の方がレベルは数段も数百段も上ですよね(^_^;)
いやぁ~!それにしても無事に第2袋倉ダム到達おめでとうございます♪
ラスボス(第2袋倉ダムの堤体)との対決(見学)楽しみにしてま~す(⌒0⌒)

No title

なんだこれわー、おそろしいよう(つД`)
ほんとになにかあったらしんじゃうね、ここは。
こういうとこにあるダムをつくるときはどうやったのだろ・・・。

Re: キターッ\(^o^)/

もん吉さんへ

こんちはー!いつもありがとうございます☆
…ええ。おかげ様でいよいよ第2袋倉ダムとのラストバトルを残すのみの所まで何とか漕ぎ着けました!
最後は衝撃(?)のハプニングもあったりしますので、そこら辺もドン引きせず読んでいただければ幸いです♪

> 「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ~」と、重なってしまいました(笑)

…あ。書いてて自分でも意識しちゃいました。何かすいませんですw

うーん。沼本ダム羨ましいなー!
実は沼本ダムって自分が初めて行った神奈川のダムなんですが、その時はそれほどダムに貪欲って訳でも無く、
上のあそこから眺めて「ふーん」で終わっちゃったんですよね(汗)
でも今思えば、あそこってかなり面白いダムだったりしますよね!
あー。来年あたり自分もチャレンジしてみようかなぁ?

ゆるびねこさんへ

こんちわー。いつもありがとうございます☆

…ええ。マジで最悪の場合タヒんでしまうかと思いました!
久しぶりにダムとガチ勝負でしたわw

> こういうとこにあるダムをつくるときはどうやったのだろ・・・。

…うーん。
とりあえず『友情・努力・勝利』じゃね?
多分そこら辺の答えはジャンプにヒントが隠されているんじゃないかと。

鴨川がねえ!

こんにちは。
ついに到着したのですね。
それにしても鴨川のイメージを覆すような、まる秘境ですね、これは;;
おっしゃるとおり夏の陽の眩しく輝くビーチというイメージの鴨川が、秘境も在ったとは驚きです。
結末を楽しみにしています。
今年は大変お世話になりました。本当に楽しかったです^^
来年も更なるハイテンションでよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。

Re: 鴨川がねえ!

薄荷脳70さんへ

こんにちは!コメントありがとうございます☆

…はいー。実は鴨川スペシャルとか銘打っておきながらここまで鴨川らしいことには一切触れていないというw
挙句の果てに山々しい写真でお送りしております♪

> 結末を楽しみにしています。

…ご期待に沿えたかわかりませんが、今年最後ということでやはり雑談マシマシになってしまいました…
いつも恐縮ですっ!

> 今年は大変お世話になりました。本当に楽しかったです^^
> 来年も更なるハイテンションでよろしくお願いいたします。
> 良いお年をお迎えください。


…いえいえ。こちらこそお世話になりました!
『旅歴』様から何回もネタを頂いちゃってますしねwww
来年は『だむ†ほりっく』も飛躍の年を迎えるべく、更なる努力をして参りたいと思いますのでどうぞご期待下さい!

では。本当にありがとうございました!
良いお年を☆
お知らせ
当サイトは2014年11月21日をもって無期限更新停止とさせて頂きました。これまでのご愛顧本当にありがとうございました!

今後はかつての姉妹サイトであった『Damholic -Inspection Gallery-』の方をメインに活動していきますので引き続きどうぞよろしくお願いします。


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http://damholic.com

…これまで訪れたダムや給水塔などで撮ってきた記録写真をひたすらアップしていくという、言わば『自前のダム写アーカイブサイト』です。

尚、サイト内ではこのブログの後継として『だむほり酒場』という徒然日記コーナーも始めましたので、そちらも重ねてよろしくお願いします。

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Author:ばっきぃ
「海賊王にオレはなるっ!!」

*プロフなど:
地元千葉を拠点に関東中心で活動している、しがない“アラサーダムメグラー”です。
推しダムは、
『草木ダム』(群馬県)と『小中池』(千葉県)

当面の目標はとりあえず『500基訪問』&『47都道府県ダム制覇』かな?
“鑑賞専”なのでダムに関する知識等は殆ど無いのですが、
どうぞよろしくお願いします!

あ。一応現在は(一財)日本ダム協会が認定するダムマイスターなるものをやらせて頂いております。
こんな男なのに恐縮です。サーセンwww

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