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オレ流ダム紀行【2013年1月20日】『渡良瀬の風に乗って』その2

その1からの続きです】

【1基目:渡良瀬遊水地@栃木県栃木市など】(初訪問・今年通算6基目)

…ま、まぁ“1基目”とは書きましたが今回はここしか回ってないんですけどね(汗)
て言うかここの場合、『基』という表記が相応しいのかどうかもさっぱり。

とりあえず自転車を借りてから色々と見て回った訳ですが、
先ずは以下の図を見ながら渡良瀬遊水地の簡単な説明なんぞを…。

wy01.png
※説明版より

…ま。話せば果てしなく長くなってしまうので端的に箇条書きで失礼させて頂きますが、
自分が調べた限りでは、

・遊水地は3つの調節池から構成されている
・谷中湖(渡良瀬貯水池)は第1調節池内の一部で、普段から水を貯めているのはここだけ
・3本の川(渡良瀬川・巴波川・思川)の合流地点。この先は利根川本川に合流
・主な目的は治水・利水だが、実際は鉱毒を沈澱させる目的もあったり…
・谷中湖が“ハート型”なのはかつてこの地に存在した谷中村跡地を保存させる為
・とりあえずでかい


…うん。とりまこんな感じじゃね?
まぁ気になるという方は例によって各々調べて頂ければ幸いなのですが、
このブログで今回一番言いたいことは最後ですわ、最後!
とにかくこの遊水地…マジで広大過ぎるんですよ!
外周距離はおよそ30キロということですが、
これは山手線で例えるなら“外回りの東京~上野間(ほぼ1周)と同じ位”とのこと!

え?「じゃあ今回は遊水地1周…30キロを自転車で回ってきたのか?」って?

あ。いや、その……だからこの日は物凄いからっ風が…
て言うか10年ぶりの自転車だもん!
そんなん無理に決まってんだろwww

うん。結論から言うと今回は谷中湖を含む『第1調節池』を中心にほぼ1周してきたのですが、
それでも日頃から慢性的な運動不足の自分にはかなりのボリュームがありましたよ!


ではでは。今回はいつもと趣旨を変え、 
先ほどの説明の補足なんかも話しつつ、実際に見てきた所なんぞを紹介していきたいと思います♪

さぁ!渡良瀬の風(但し強風)に吹かれつつ、いざ遊水地へとレッツラゴー!


wy02.jpg
※第1調節池・下流越流堤

…まぁ一応“平地ダム”とのことですが、鑑賞専の自分にとっては完全アウェー状態。
正直勝手(構造)もわかりませんし、まず何から見ていけばよいのかさっぱり。
とりあえず先ほどのスポーツ遊学館で貰ってきた地図を頼りに、まずは『越流堤』とやらへ…。

ほら?やっぱさ、
“越流”って言葉に思わずホイホイ釣られちゃったんだよね。
ま。結果的にこの先は立禁だったんだけどさ。

この表面がアスファルトによって遮水施工してある堤はその名の通り、
洪水によって川が氾濫した時に調節池内に水を誘導させる目的の物なのですが、
この写真で言うと右側が川で左側が調節池。…いやはや、果てしなく長かったっす!


wy03.jpg
※渡良瀬遊水地第1水門

「じゃあ洪水終わったらどないするん?」って疑問も出てきますが、そんな時はこれですよ!これ!
こちらは先ほどの越流堤の脇にあった水門。
遊水地内に溜まった水は洪水後…今度はこの水門によって調整しつつ下流側へと排出します。

正直、ここが遊水地と聞いてもあまりイメージが湧かない部分も多々あるのですが、
ほら?こういった施設が出てくるといかにもって感じがするでしょ?
遊水地内には各調節池に1つ…合計3門の排水門が存在しているそうな。


wy04.jpg
※遊歩道沿いにあった展望台の一つ

…ちなみに実際過去にここまで水が溜まったかはわかりませんが、
想定ではなんとこんな所まで水位が上がることになっているっぽいです!

て言うかこんな広大な地にここまで水が来るってよっぽど甚大な災害だろっ!いや、シャレ抜きで!
何か全てが規格外…“備えあれば患いなし”とはもちろん言いますが、
やっぱりこれは“備えのまま”であるに越したことはないよな。うん。


…さて。ここまでが渡良瀬遊水地の治水機能の簡単な解説…になったのかな?(汗)
続いては“遊水地の一部”谷中湖の方に足を運んでいきましょう♪


wy05.jpg
※渡良瀬遊水地中央エントランス

…ここは谷中湖の正面入口でもある『中央エントランス』
スタート地点の道の駅きたかわべからは県道を1本挟みほぼ真正面にあります。
今回は自転車で回ってますが、車で訪れた場合だと多くの人はここに車を停めるのかな?
遊水地沿いには何箇所か入口があって駐車場もありましたが、恐らくここが一番メインと言えるのでは。

この立派な門扉の先が遊水地の敷地内。
車とバイクは進入不可ですが、自転車はもちろん可能☆
第2・第3調節池内はそれほどでもないみたいですが、
ここ谷中湖を中心とする第1調節池内には遊歩道がかなり充実して整備されていました。


wy06.jpgwy07.jpg
※渡良瀬貯水池(谷中湖)の様子

…エントランスを抜けるとこれまた広大な貯水池が目の前に広がります。
先ほども話した通り、渡良瀬遊水地内で普段から水が溜められているのはここ谷中湖のみ。
ここでは釣りを楽しむ人、ウォータースポーツを楽しむ人、
はたまた水辺の散歩を楽しむ多くの人たちで大変賑わっていました。
いやー。こんな強風吹きすさぶ中、皆さんホントにお好きですねぇ…。(お前が言うなwww)

ここ谷中湖は中央に大きな橋が架かっていて3つのブロックに分かれているのですが、
天気が良くてからっ風も吹いていなければ、散歩にも打ってつけの素敵なロケーションだと思いますよ♪ 


wy08.jpg
※谷中湖の中央の島にはこんな野鳥観察スポットがあったり

…ちなみに谷中湖の外周はおよそ9キロ。
普段のダム巡りだったら、よっぽど魅力的なダム湖だったら1周歩いてみようか迷うレベル…かな?
いや。今の自分だったら歩いて回るのは断念しちゃうかもw

さて。渡良瀬遊水地の今度は利水面の話をしますと、
この貯水池は湖底がコンクリート施工されていて常に水を湛えている訳ですが、
(但し、年に1度は臭気対策などの為に水が抜かれること(→干し上げ)があるそうな…)
水不足の時などは先ほどの水門から調節しつつ下流域に水を供給する役割もあったりします。

尚、ダム好きの方でしたらご存知かもですが、
この渡良瀬遊水地は『利根川水系8ダム』の1つにも数えられ、
首都圏に上水道水を供給する上で大変重要な役割を担っていたりもするんですよねー。
まぁいつものダムとは少し様子が違うので、
ここが矢木沢ダム・奈良俣ダム・下久保ダムなど(あ。もちろん草木ダムもね♪)
多くのダム好きを魅了するイケてるダム達と肩を並べているというのはホントに実感が湧かないのですが、
ま。見た目じゃないってことですわなw
とにかくここは利水面でも重要な施設であるのは間違いないのです。はい。


wy09.jpg
※奥に広がる光景は第2調節池

…では谷中湖の橋を渡りきり、更に奥へと必死に自転車を走らせます。

遊歩道から見える景色は基本的にこんな感じで、広大な“ヨシ”の地がどこまでも広がっています。
もう季節がらヨシも枯れた色に染まっているいるせいか、あたかもアフリカの原野にでも来たような錯覚もw
て言うか、ライオンの一匹でも出てくんじゃね?これ。
 
よくさ。田舎とかの金持ちのお爺さんが、
「見える所全部がワシの土地じゃ!」みたいなこと言ってるイメージがあるかもですが、(…そんなの無い?)
いやはや。まさにそんな感じですよ!ここから見える所が全て渡良瀬遊水地の中!
こ、この規模はマジ凄すぎる!


wy10.jpg
※谷中村跡地

…さて。続いてやってきたのは『谷中村跡地』です。
ここは一応今回の遊水地を見る上でかなり注目していたのですが、
まぁその名の通り、かつてこの地に『谷中村』(栃木県下都賀郡谷中村)という村が存在していたのですがね。

ここは渡良瀬遊水地の歴史を語るにあたっては切っても切り離せないのですが、
皆様は明治時代に深刻化された『足尾銅山鉱毒事件』の話はご存知でしょうか?
足尾銅山とはここから渡良瀬川を更に上流に上った地…
草木ダムよりももう少し北にある足尾の地(現・栃木県日光市)にかつて開かれていた鉱山なのですが、
発展と共にここから流れ出た鉱毒が次第に下流域にも流れ出し著しい環境被害が出ていた訳なんですね。

で。郷土・佐野の政治家『田中正造』が中心となり国に問題提起をする運動がなされたんですけど、
まぁ時代が時代ですから…。もちろん田中は逆に政府に弾圧される始末…
天皇に直訴に行った時なんかは頭がアレな人扱いされてしまう有様だったり。
ま。政府も鉱毒はヤバいということで、下流域の地に遊水地を造り鉱毒を沈殿させる策をとったのですが、
その候補地というのがこの谷中村がある土地…

では何故のこ場所なのか? うーん。諸説あるのかも知れませんが、
やはり田中がこの地で反対運動を展開していたから、それを潰すの目的という説が有力っぽいですね。
谷中村はその後、政府により土地買収・強制廃村という形をとられ計画通り遊水地は造成されたのですが、
これこそが現在の渡良瀬遊水地の始まり…歴史そのものだったりするのです。
そういう意味でも今回この谷中村跡地だけは是非一度見ておきたかったって話なんですけど…。
(…ここまでの話はあくまで自分なりの“解釈”です)

ということで今の遊水地が完成(竣工)したのは2002年とまだ新しい感じもしないでもないですが、
元々の着工自体は明治時代の1905年と大変歴史があったりします。
尚、足尾銅山は1973年に閉山。もちろん当時ほどの鉱毒流出はありませんが、
現在でも遊水地から物質が検出されているとかいないとか…。

うーん。一応現在の渡良瀬遊水地は治水・利水の為というのが表向きなのでしょうが、
一体全体、実際のところはどうなんでしょうね…?
まぁこういった話や歴史背景もあるということで、
これは現在の社会を取り巻く様々な問題(例えばダム建設とか放射能とかね)にも多く共通していると思いますので、
ここにもし訪れる機会が皆様もありましたら是非一度じっくり考えてみるのも良いかも知れませんよね。


wy11.png
※渡良瀬遊水地ウォッチングタワー

…何か柄にもなく重い話ですいませんでしたw
でもこういうのもたまには大切なことだと思うよ。うん。

さてさて。最後に訪れたのは谷中村跡地の割と近く…ウォッチングタワーです。
多分遊水地内ではここからが一番遠くまで見渡せる展望台なんじゃないかな?
眼下に広がる壮大な遊水地の光景はもちろんのこと、
遠くには近隣の各県を代表するような名山も多く臨むことができました☆
天気が良くて、ガスってなければ更に秩父連山、はたまた富士山まで見ることができるそうですよ!


…てな感じで、何キロ走ったかはわかりませんがちょうど4時間程のサイクリングもこれにて終了。
あ。ここまで颯爽と自転車に乗って見学してきたと見せかけて、
実際は強風過ぎてかなり必死の形相だったから。
いや。素人がからっ風の中、あんな所でサイクリングするもんじゃないよ。マジでw

「…ま。カードも貰ったし結果オーライじゃね?」




【エンディング】
wy12.jpg
※この広さ…手におえんwww

…さてさて。以上2回に渡ってお送りしてまいりました今回の『渡良瀬遊水地編』でしたが、
いかがでしたでしょうか?

まぁね。当初はダムカード貰って、さくっと見て帰るつもりだったのですが、
蓋を開けてみれば慣れない10年ぶりの自転車で、強風に逆らって走るという、
ちょっとした修行となってしまったのですが、とりあえずこんなのもアリということにしておきましょう。

まぁ感想としてはさっきの一言…ダムカード貰えて良かったねって話なんですけど、
多分自分が初めて本格的に挑んだ“平地型ダム”の感想としては…
うーん。まだまだ勉強不足ですね(汗)
普段のダムもそうかもですが、今回はそれ以上に自分の知識の無さにがっかりさせられましたw
今回の記事で書いたことの殆どは後から調べたもの…
実際その場にいた時なんかは見て回っていても何が何だか正直さっぱり。

ま。ダムと一言で言っても実際は奥が深い…それを身に染みて感じた。
それがわかっただけでも充分収穫なんでしょうけどね。
いや。でも後から調べていくにあたっても、あながち退屈でも無く結構興味持てましたから。
もしかしたらオレの中で平地型ダムブーム、来ちゃうかも知れませんね!

…いや。さすがにそれは無いかw


さて。“電ダム企画”の第3弾もこれにて無事終了。
今回はこれまでの電車・バス・徒歩移動に加え、いよいよ自転車まで投入ということで、
本格的に車を運転する気ゼロになりつつあるのですが、
色々なダム巡りの“可能性”も出てきた訳で、ますます楽しいことになりそうですね☆
いやはや。マンネリ化も無く、
いつも新鮮な気持ちで趣味を楽しめるってのはホントに幸せなことだと思います!


あー。何だかんだで結局また楽しかった!
ということで初訪問の渡良瀬遊水地…ホントにごちそうさまでしたー♪



おっと!最後に言い忘れるとこだった!
やっぱりこの後はモモ界隈に筋肉痛きたよ。

…ああ。もちろん翌々日にな。(…もう若くないのね(泣))


【…そんな渡良瀬遊水地はコチラ!】



…さてと。次はどんなダムに行ってみよっかなー☆


※画像はサムネ表示です。クリックするともう少し大きく鮮明に見ることができます。
※訪問時のトラブル等は自己責任でお願い致します。



以下、いつものおまけコーナーです。




【今回の戦利品】
20130120_201519.jpg

…ばっきぃは『渡良瀬バウム』をてにいれた!



【今回の天玉???】
20130120_160745.jpg
※『天玉ラーメン』(600円) @ 東武鉄道・春日部駅ホーム

…春日部駅のホーム上にある“立ち食いそば屋”ならぬ“立ち食いラーメン屋”にて。
て言うか噂には聞いていたが、初めて見た時は衝撃的でしたw
味は意外とさっぱり。やはりラーメンにかき揚げは…いや、何でもないです。
でも玉子は生の方が良かったなぁ…。注文前に確認すれば良かったかも。


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*プロフなど:
地元千葉を拠点に関東中心で活動している、しがない“アラサーダムメグラー”です。
推しダムは、
『草木ダム』(群馬県)と『小中池』(千葉県)

当面の目標はとりあえず『500基訪問』&『47都道府県ダム制覇』かな?
“鑑賞専”なのでダムに関する知識等は殆ど無いのですが、
どうぞよろしくお願いします!

あ。一応現在は(一財)日本ダム協会が認定するダムマイスターなるものをやらせて頂いております。
こんな男なのに恐縮です。サーセンwww

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